ライフスタイル

2014.07.21 UP

婚活で今ごろ年収1,200万円の男性と結婚しているハズの私


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先日、テレビのトーク番組で、あるお笑い芸人さんが、負けが込んでいる婚活女性たちに対して「その卑屈そうなかんじが、男に伝わってくるんだよね」と言っていました。

ふつうに「その卑屈そうなかんじが、男に伝わってくるんだよね」と言えば、100%女性の怒りを買うだけだと思いますが、言っている当のご本人も、いろんなコンプレックスをお持ちのようで(コンプレックスのないひとなどいない)、じぶんの恥ずかしいところをさらけ出しつつこう言っており、出演していた女性たちの一定の共感を得ていたようでした。

 

婚活における卑屈の構造はわりとシンプルで

・本当は今ごろ年収1,200万円の男性と結婚しているハズの私=自称モテる私

・実際は婚活パーティーに行ってもかすりもしない私=他称モテない私

 

この自称と他称のギャップが大きいと、誰だって卑屈になることもあるということではないかと思います。

 

そして当たり前のことですが、他称がしっかりしているひとほど、この世は生きていきやすい。医者は国から医師免許が与えられているので、言ってみれば「他称の医者」であり、「オレは医者になりたいのに医者じゃない」と卑屈にならない。こういうふうに卑屈になっているのは自称医者であり、逮捕されています。

 

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今日もアンジーをお読みくださり、ありがとうございます。

自称が本物になるまでについて書いてくださいという編集部の依頼があり、この項を書いています。

自称が本物になるまで……なにを「本物」と定義するかによって、ぼくが論じるべきかそうでないのか、話がちがってきますが、あえて編集部の申し入れに答えるのであれば、やり続けるしかないというのが答えではないかと思います。

 

誰だって、最初は自称です。医者だって医学部を出たばかりのころは自称医者だと思っている謙虚なひともいるはすです。国家資格などない物書きなど、100%自称です。名刺に「作家」と書くと、その日から作家。アヤシイ商売です。

 

でもやり続けるうちにどうにかなる。どうにかなるというのは、その職業にじぶんのカラダを合わせるようになるから。そしてそういうじぶんを見てくださった人様がちょっとずつ「いいふうに」評価してくださるから。

 

本当は今ごろ年収1,200万円の男性と結婚しているハズの私=自称モテる私……も同じことで、自称モテる私としてふるまい続けるうちに、本当にモテる女性っぽくなることだってあるのは、ままある話です。

 

自称と他称のギャップに卑屈になったり、自称が大きく出すぎて逮捕されたり、世の中いろいろありますが、「続ける」は「卑屈になる」を含む行為なので、卑屈になるときがあって当然でしょう。

卑屈を知らない「自称」と、卑屈に負けた「自称」がヤバいヤツだということです。

 

Photo by Pinterest

ひとみ しょう

ひとみしょう

(小説家/作詞家/ANGIEシニアライター)

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