ハピネス

2014.07.01 UP

人生の先輩が身をもって明かした「恋愛と酒に溺れたらどうなる」


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先日、ありがたいことにMXテレビの『5時に夢中』にみたび呼んでいただき、新宿のゴールデン街のスナックのママさんと話をさせていただきました。

この原稿を書いている時点でまだオンエアになっておらず、ママさんの数々の名言をどこまで記事化していいのかわかりませんが、ひとつだけご紹介します。

 

大酒を飲んで 成功することなど なにひとつない。

 

飲んだくれママの名言です。当たり前のことと感じるひともいると思います。特にお酒を飲まないひとは(飲めないひとは)、大虎をしれっと見てきたでしょうから「こんなの当たり前」だと思うかもしれません。

逆に、お酒で数々の失敗をしてきたひとは、みずからの失敗を思い出し、腹を抱えて笑いつつ共感するかもしれません(ぼくも大笑いした。だいたい『5時に夢中』は、ぼくがバカ笑いしているシーンだけをうまく編集するので、大笑いしたと書かなくてもオンエアをご覧になった方はわかるのかもしれませんが)。

 

なんでもない言い方だけど、「そのひとが言えば」ものすごくハラワタに染み入る言い方が世の中にはあります。ビートたけしさんバージョンの映画『座頭市』で、市は「こんな狭いところで、刀をそんなふうに抜いちゃダメだよ」というセリフを言います。これは市が言うから「なるほどな」と思うわけで、居酒屋の店内での居合を見つつ、居酒屋の店員がおなじことを言ってもなにも感じないでしょう。「こんな狭いところで、刀をそんなふうに抜いちゃダメだよ。焼酎のグラスが倒れちゃうよ」とか、なんとか。これではコントでしょう。

 

今日もアンジーをお読みくださり、ありがとうございます。

プロが言う「いっけんなんでもないようなこと」。広く言えばおばあちゃんの知恵袋的なこと。こういうことが、世の中からどんどん消えていっているように感じます。

先日、ものもらいができたひとが「番茶で目を洗ったら治った」と言っていましたが、おそらくこういうことは眼科では教えてくれないと思います。

目に見えないこと、数値化できないこと。理由を説明しづらいこと。プロはこういうことを後世に語り継いでゆく責任があるのではないかと思います。

 

こう思えば、新宿のゴールデン街のママさんにも長生きしていただきたいなと思います。あらゆるものを犠牲にしつつお酒を飲むひとは、ある種、尊敬するに値します。

尊敬に値する理由など、ぼくは賢くないので述べられないのですが、できるところまででいいのでやってみたら理由がわかると思います。

なにごとにおいても「それはそういうものだから」と思えないと、少々窮屈な人生になるし、モテないし、「大酒を飲んで 成功することなど なにひとつない」どころか、飲まなくても成功しない人生になるように思いますが、これについても理由は特にないです。

 

※タイトルの「恋愛」については編集部で書いたものであり、ママさんの証言ではありません。

 

Photo by Pinterest

ひとみ しょう

ひとみしょう

(小説家/作詞家/ANGIEシニアライター)

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