ハピネス

2014.05.23 UP

男はバカだという事実 「より愛している」人が正しい訳ではない


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こういう仕事をしていると「好き」という言葉をよく聞きます。ライターさんたちは文章を書くことが「好き」だからと言うし、ありがたいことにこの『ANGIE』のことが好きだから……というご意見もときどき耳にします。

 

父親が娘のことを「好き」とか、母親が息子のことが「好き」というような「好き」は、その気持ちが大きければ大きいほどいいものだろうと思います。

あまりに大きすぎると元TBSアナウンサーの小島慶子さんのように「母親の愛情が重たくてしかたない」ということになるのかもしれないけれど、それでも肉親の「好き」は悪意のある「好き」ではないので、いずれ双方が「好き」が交わり合うのだろうと思います。

 

編集長という仕事をしていると、多くのひとの「好き」という気持ちを交通整理しないといけないときがあります。

もっとも「嫌い」を整理するわけではないので、ありがたい限りですが、でも「好き」がより大きいひとほど正しいということでもないという問題にぶつかります。

こういうことは恋愛感情とよく似ています。

 

「あなたのことが好きだ!」と、男性から告白された経験のある女性も多いと想像します。その告白を断ったことのある女性もたくさんいるでしょう。

 

断っても、あきらめきれない男性のなかにはストーカーになるひともいます。ストーカーについては多くの識者が専門的な見地から述べていますが、簡単に言えば「より愛情が大きいひとのほうが正しい」と思っているひとと言えます。

 

ストーカーにならずとも、ぼくが取材でお世話になっているキャバクラに行くと、ちょっとヤバそうな男性はたくさんいます。そういう男性がいないと「私はあの席につくのが苦痛でしかたない」というキャバ嬢がいるはずがない。

「オレのほうが正しい」と思っている男性の行動があからさまになる場所が酒と女の場所、つまりキャバクラであり、究極の男女のありかたを観察するには非常に「おいしい」場所です。

 

誰だってより愛しているひとのほうが正しいと思いたいときがあるはずです。ひとの親になればその気持ちがより顕著になるのだろうと思います。

ビジネスの世界においては「そうとも言い切れない」というところに、仕事をするむつかしさがあるのでしょう。でも愛って偉大なんだけどね。

 

Photo by Pinterest

ひとみ しょう

ひとみしょう

(小説家/作詞家/ANGIEシニアライター)

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