ハピネス

2014.05.18 UP

「都会へのこだわり」具体的に動くことで得られる「幸せ」とは


58dc13cb989f2bd9d26270f987c43019

観たことがあるひとも多いと思いますが『人生の楽園』(テレビ朝日系)というテレビ番組があります。たとえば定年などをきっかけに、地方の農村地帯に夫婦で移住して楽しく暮らしています……というようなことを紹介している番組です。

 

ぼくのように、どこに住んでいてもできる仕事をしていると、番組を観ながら気持ちがふらっと揺れます。急な打ち合わせやテレビ出演の依頼があった場合、東京に住んでいるほうがなにかと便利だから東京に住んでいますが、テレビで観る「地方」は素晴らしい。

ご飯がおいしそうに見えるし、土地が広いので、都会のマンションのようにミリ単位で部屋の模様替えをして、「このチェスト、あと3ミリ短かったらここに収まるのに!」と、いちいちカッカしなくてすむように思うから。

 

地方に住むほうが幸福度が高いのかどうなのか? ケース・バイ・ケースだろうと思います。地方に移住していわゆる「Uターン就職」をしてそこで結婚したひとに意見を聞いても、ケース・バイ・ケース。

たしかに家賃は安いし、物価も安いけれど、同時に給料も安いとか、休日はイオンしか行くところがないとか、いろんな意見を聞きます。

地方に住んでも仕事がないというのは、ホントのようでちょっとウソみたいな話で、実際に地方の企業は、人材を募集しており、Uターン就職希望者やIターン(都会出身者が地方に移住すること)就職希望者を喉から手が出るほど待ち望んでいる企業もあると聞きます。

 

この『ANGIE』にも、地方在住のライターさんが大勢います。海外在住のライターさんもたくさんいます。どこに住んでいても「書く」仕事はできるので、『ANGIE』は世界中からご寄稿をいただいており、それなりにしあわせにまわっています。

 

問題はじぶんのことです。都会在住のあなた自身のこと。あるいはぼく自身のこと。

なぜ都会に住み続けるのか? その答えって、意外と曖昧だったりしませんか? 地方に移住してもいい理由を考えたらいくつか出てきて、それを否定するほどの「都会へのこだわり」でもなかったりしませんか?

 

地方に移住する。この言葉を聞くたびに、いつも胸騒ぎがします。個人的なことをもっと言えば、今のこのマンションから引っ越すべき理由がとくに思い浮かばないので、もう長いこと住んでいますが、毎晩「どこに引っ越そうかな」と思います。

住むべき場所を考えているうちに一生が終わってしまうのかもしれません。

 

【参考】

※ 「帰郷したい人の、働きかた探しメディア『immigra イミグレ』

Photo by Pinterest

ひとみ しょう

ひとみしょう

(小説家/作詞家/ANGIEシニアライター)

≫このライターの記事を読む


アプリで、ANGIEがもっと快適に。

  • お気に入り機能で便利に読める
  • プロライターによる最新情報が充実!
ページの先頭へ