ハピネス

2014.05.15 UP

カメラのフィルムが売れないのに富士フィルムが儲かっている訳


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会社の内情を紹介するテレビ番組をときどき観ます。村上龍さんがメーンで司会をしている『カンブリア宮殿』では先日「柿安」が紹介されていました。

デパートのお惣菜売り場でおいしい惣菜を売っている柿安ですが、老舗としてどうやって生き残ってきたのか? BSE問題があったとき、赤字になり、どのように業績を回復させ、のれんを守ってきたのか? 非常に勉強になります。

 

フィルムカメラで写真を撮るひとが激減したこの世において、富士フィルムはなぜ儲かり続けているのか? ということも、以前、テレビで紹介されていました。

フィルムに使用している材料のひとつにコラーゲンがあり、このコラーゲンをもとに「ナノ化」技術を駆使して、さまざまな化粧品を開発し販売しているから……というのが(雑な言い方ですが)答えなんだそうです。

先日この『ANGIE』でもご紹介させていただいたルナメアACも、富士フィルム独自のナノ化技術がいかんなく発揮されている商品ではないかと思います。

 

ちょっと意外なところで言えば、レコードの針やヘッドホンやマイクで有名なオーディオテクニカという会社があります。レコードに取って代わるようにCDやMD、iPodなどが普及するにいたり危機感をおぼえ、お寿司のシャリ玉製造器を開発しヒットしているといいます。

 

業務用のすしロボットのようなものを作っているわけですが、音響となにが関係あるのか?

レコードの針や音響機器を作るには、金型が必要で、この金型から部品を作る技術をベースに、Apple社が主流のこのご時勢であっても業績を伸ばしているそうです。

 

応用がきくということは、意外としあわせと直結していると思います。

たとえば一般のひとから見るとNTTdocomoとauはおなじ携帯電話会社だから、相互に転職が可能なように見えるかもしれませんが、実際には「つぶしがきかない」ひとのほうが多いという話を聞いたことがあります。

 

思えば「つぶしのきかない仕事」って、ぼくは非常に苦痛でした。

学びがあって、日々の仕事をとおしてなにかスキルが身につく仕事こそぼくが好きだということで、そうは思わないひともたくさんいることは知っていますが、つぶしがきかない仕事は「そこで行き止まり」とも言えるわけで、それではちょっと困ると思う人は、富士フィルムやオーディオテクニカのやり方が参考になるかもしれません。

もっとも軸足がしっかりしていないと、転職するたびにお給料が下がるという現実もあるわけですが。

 

【参考】

富士フィルム株式会社 -『ルナメアAC

Photo by Pinterest

ひとみ しょう

ひとみしょう

(小説家/作詞家/ANGIEシニアライター)

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