ハピネス

2013.09.12 UP

【第3回】35歳。理想と現実の折り合いのつけかた ~夢のように生きる?~


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いきなりエロ話で恐縮ですが、最近、女性向けのAV(アダルトビデオ)がわりと日の目を見ているようで、いろんなメディアに「女性向けAVが熱い!」と、書かれています。

女性向けのAVと男性向けのそれはなにがちがうのか? と言えば、たとえば、男性向けのには本番行為がバンバン出てくるのに対し、女性向けは、本番に至るプロセスを重視してあったり、男性向けのには、コンドームをつけるシーンがないけれど、コンドームをつけるシーンが女性向けにはあったりする……といったようなことです。
コンドームをつける行為も、女性にとっては「萌える前戯」であるから、という理由のようです。

 

さて、では男性向けと女性向けとに共通するものはなにか?

 

これもいくつもありますが、1つは「演技をしているのか、本気で感じているのか、よくわからないしぐさがある」ということでしょう。
俳優さん(でも女優さん)でも、100%演技というビデオは非常に少ないもので、やはりそこは生身の人間が性交渉をしているわけですから、カメラマンや、照明さんその他大勢のスタッフがいる撮影現場であっても「思わず本気でやってしまった」ことが、バッチリと収録されています。
そして、AVを観る私たちは、そこにこそ、感動したりします。

 

演技という「台本に決められたこと」のなかに、本気の夢見心地のしぐさが出る。つまり「現実」のなかに「予期せずして」夢見心地のときがまじる。

 

35歳という年齢も、あんがいこんな感じかなと思います。
毎日、決まった時間に会社に行き、決まったメンバーで決められた仕事をする。とくにおもしろくもなければ、おかしくもない毎日。
そういう日々のなかに、ふと夢見心地の時間がまじる。それはたとえば、予期せずして意中の男性と初めてデートをすることになった瞬間とか、予想以上に仕事がうまくいった瞬間とか……。

 

「理想」と「現実」は、一般的には対立する項として、世間で語られていますが、実は現実のなかに理想があり、理想のなかに現実があるという感じで、マーブル模様になっているのかもしれません。
ということは、あなたが現実だと思っていることのなかには(かわり映えのしない毎日のなかには)あなたの理想(夢)が転がっている可能性もあるということです。

 

夢は消えるから夢です。消える前に、夢を「感じとる」感性があれば、「35歳的な理想と現実のギャップ」に悩まずにすむのかもしれませんね。

 

Photo by pinterest

ひとみ しょう

ひとみしょう

(小説家/作詞家/ANGIEシニアライター)

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