ライフスタイル

2013.07.17 UP

【第2回】ANGIEという「不幸な幸せ」について~「いい子」がつかめないハッピー領域とは~


T02

前回は、アンジーは日本のアラサー・アラフォー女性の羨望の的かもね……というところから話を始めたので、今回は逆に、アンジーって、さほど憧れるに値しないかもね……というところから、話を始めてみたいと思います。

 

アンジー。前回も述べたように、波乱万丈の思春期を送っています。オトナになった現在でも、あれだけの人気を誇る女優さんなわけですから、プラーベートでダーリンとご飯……と思っても、パパラッチがうるさかったり、食事中にファンにサインを求められたり、わりとしんどい生活を送っている可能性があることも否定できないでしょう。

 

また、いつ、どこで、誰とセックスをしたのか? についてマスコミのインタビューに答え、それが全世界のメディアに乗って報道されてしまうのも、ご本人にとっては「本意ではない」かもしれません。

 

美貌も、ステキなダーリンも、名誉もお金も、すべてを手にする代償を支払いつつ生活をするくらいなら、私は「そこそこの」美貌と「そこそこの」ダーリンと、「そこそこの」収入で十分。こう感じる女性もいるかと思います。

 

いろんな「不幸」があっても、それでも幸せそうなアンジーを見て、「やっぱりアンジーさまのように生きたい」と願う女性は、どうすればアンジーっぽく生きることができるのか?

 

 

アンジーは少なくとも「人の顔色をうかがう」さもしさがないと思う

その1つの解は「いい子」であることをやめることではないかと思います。

そもそも私たちは、他人の顔色をうかがいつつ生きることに慣れています。動物は本能が壊れていないので、本能的に母親は子どもを育てますが、人間は本能が壊れているので(だからいつでも生殖活動をしたがる)、人の子は「親に好かれる努力」をしないと、育児放棄されます(育児放棄された子どもの最期は「やっぱり努力が届かなかった」という言葉にならない無念であると言われている)。

それに加えて、幼稚園から受験戦争があり、就職活動があり、会社に入ると「人の期待に応えないと」お金を手にすることができない。

 

恋愛だって、男性がなにを考えているのか? ということを論じているコラムが100万人単位で読まれているということは、本来は自由の象徴である恋愛までも、不自由にやっちゃっているのでしょう。

 

それがイヤであれば、アンジーのように、好きな場所に刺青をし、好きなように好きな人とセックスをし、好きな仕事をすればいい。

 

それは「才能がある/ない」ではないのです。「やるか/やらないか」です。少なくともあなたは「いい子で生きてきたことに後悔している」という女性の意見を聞いたことはあっても(熟年離婚をする女性の証言にときに見られる)、「好きなように生きて後悔した」という意見を聞いたことは少ないでしょう。

 

いい子であることをやめれば、アンジーさまにちょっと近づける可能性があるだろうということです。

ひとみ しょう

ひとみしょう

(小説家/作詞家/ANGIEシニアライター)

≫このライターの記事を読む


アプリで、ANGIEがもっと快適に。

  • お気に入り機能で便利に読める
  • プロライターによる最新情報が充実!
ページの先頭へ