2014.01.03 UP
今年のあなたの金運・仕事運 「女性の心ってなんですか?」vol.3
ひとみ:2014年の動乱の年に、運気が上がるメイクとは?
橘:それぞれ個人的に大事にしないといけないところってあるんですよ。お顔でもありますし、ラッキーカラーやラッキーナンバーも個人個人でちがいますね。
ですからそういったものをすべて味方に付けながら頑張っていけばいいと思うんですが、そういうことがなかなか分からないですよね。
あのね、生き物の中で色は人間にしか見えないでしょう? 疲れたら緑の中にいると気持ちが安らぐとか、海を見ていると気持ちが落ち着くとか、そういうことを含めて自分の欲するところに自分を置いてあげるといいんじゃないかなと思うんですね。欲する色、好きな色を身に付けるといいと思います。たぶんそれが、自分が必要としている色なんです。
ひとみ:なんかこの色好きじゃないなとか、その日の気分によってもありますもんね。色にこだわって今年は生きてみれば、運気が上がるかもしれませんね。
橘:そうですね。色とか自分の好きな場所、こういうことは早く知っておくべきです。自分が疲れたなと思うときに、あそこに行けば元気になるという、色もそうだし、場所もそうだし、人もそうですね。自分が落ち込んでいるときにあの人に会うと元気になる、この人達とご飯を食べると元気をもらえるとか、そういう人間関係をキャッチしていただきたいなと思いますね。
逆にうまくいっていない人は周りを見て、そういう人達にも手を差し伸べることも必要で。人間的にひと回り大きくなるんじゃないかと思います。自分のことばかり追いかけてないでね。
ひとみ:そうですね。陰徳ですよね、陰徳。
橘:そうやってバランスを取りながら自分のことも大きく育て、周りの人たちのためにもなる行動をとる人が増えてきたら、この国はもっともっと良くなるんじゃないかなと思うんです。
ひとみ:30代というのは、多かれ少なかれいろんなものを背負うようになる歳ですよね。
会社でも課長になったり、人によっては部長や役員になっていて部下が何人もいるとかね。自分のことだけじゃなくて、人のこともみてあげようという心構えって大事ですね
橘:20代にはないゆとりって出てくると思うんですね、30代に入ってきたら。ですから20代にはないゆとりを感じさせる女性になって、一目置かれる人になってほしいと思いますね。
ひとみ:人の面倒をみる、人を育成する……人に何かをしてあげるというのは、やっているこっちもすごく勉強になりますもんね。
橘:人に何かをしてあげられる人というのは、ギブアンドテイクじゃなくても、何倍も大きく自分が育つんです。みなさんね、貰ってよかった、得したじゃなくて、あげられる人にならないとね。してあげられる何か、差し上げられる人の方が素晴らしいんじゃないでしょうか。
してあげられる自分がいてよかったというように思えるように、それが自然体でできるように、30代は何かを身に付けてほしいなと思いますね。
40歳の時には、それが自然にできる、素敵な女性になっておいていただきたいですね。やはり大人の女性というのはそういう人じゃないですか。
つまり、幸運というのは、人が運んでくるものなんですね。幸せというのはこころの満足感ですから、ひとりで幸運はなかなか味わえない。多くの人達と関わっていかないと。
金運も人が運んできてくれるものであって、人の縁こそが金運だと思います。いい出会いを大事にしていただきたいですね。
出会いとは過去の積み重ねですからね。以前、別れた恋人たちの縁も、じつは今でもつながっているんですよ。目には見えないだけでね。
ですから、好きな人ばかりではなく、いろんな人達との出会いで自分が膨らんでいくわけです。
ひとみ:正月から非常に下手な質問なんですけど、去年1年は、本当に「出会いがない」ということを女性から聞きました。どうやったら出会いは生まれるのでしょうか?
橘:いい出会いか悪い出会いかというよりも、出会いというのは何でも「ああよかったな」と思える関係にすることが大切で、それは自分次第です。
自分が相手にどう接するかが大切です。私は今の年齢になって、幅広い年代の方たちとやっとお話できるようになりました。カフェで隣同士になった人とでさえ会話ができて、名刺交換ができたりするんですね。
いつも心をフリーに、解放するではないけれど、ちょっと席に着いたときにぶつかったというだけでも、「ごめんなさい」という言葉ひとつからでも、人との出会いがあったり、ちょっとしたことだと思うんですね。
出会いも恋愛の出会いだけでなくて、いい関係を築き上げられる人間関係を作れるような男女問わずの出会いを大事にしていくことで、その中に結婚相手も見つかるんじゃないでしょうか?
さまざまな場所に出掛けることも大切だし。出会いってどこに落ちているのかもわからない。電車の隣に座った人かもしれないということをいつも意識してほしい。疲れ切って座っていないで。
あとはどこに行ったら素敵な人がいるのかを考えて行動しないといけないですね。
ひとみ:そうですね。それは確かにそうですね。
橘:なるべく場所を選んでお食事をするとか、お茶を飲むとか、何かこだわりを持っていくことも大切なんじゃないでしょうか。あと土地柄ですね、自分の結婚相手の多い街はどこかとか、年齢もそうですね。何か声を掛けられやすい雰囲気作りをしておくことが大切なんじゃないですか。相手からも興味をもたれるような自分というスタイルをつくること。
私が思うに、すべてに満足して生きている人というのは世の中にほとんどいないと思います。人間は欲望があるから。ただ、さっきお話ししたように「足りる」ということをわかっている人は、幸せという意味がわかっていると思うんです。そういう人は、出会いに事欠かないのではないかと思いますね。物事を大切にしますから。
今日のこの日が良かったなと思える、そういう気持ちを持っている人は、たぶんいい出会いができるんじゃないかなと思います。でも、東京にいたら出会いの場所はたくさんあると思います。
地方に行って感じるのは、人が歩いていないですね、車社会だから。たぶん地方の人達の方が、ちょっと大変なのかなという気がしますね。
東京にいたら自分の気持ちひとつでどこかに出掛けて、会話ができる。知らない人とコミュニケーションができる。今の若い男性はなかなか自分から声を掛けられないらしいので、女性の方からコミュニケーションを取り易やすいような雰囲気を作るということも大事なんじゃないでしょうか?
ひとみ:でも若いと、そういうのってむつかしいですよね。特に女性は。
橘:ここはひとつ男性に頑張っていただかないといけないですね。男女の関係って男性は口説く人、女性は口説かれたいと思っている。だからどんな女の人でも口説かれたいということはあると思いますよ。
「この女性いいな」と思ったら勇気を出して声を掛けて頂きたいですね。自信がないんでしょうかね。
ひとみ:愛する覚悟がないんですかね?
橘:今の女性を見ていると、愛というのが相手に求める愛だけになってしまっていますね。だから男の人も女の人も相手に求めて、お互いに求め合うからうまくいかなくなるんですね。
愛情というのは、「私を好きなら何でもしてちょうだい」というのではなく、愛情があったら、この人のためなら何でもできるわという人と知り合うことが基本です。
何かをしてあげたくなるという。お互い様なんですけどね。でもやっぱり、何かをしてあげたくなる女性でいるべきだと思いますね。
ひとみ:男性が何かをしてあげたくなっちゃう女性……。これまた正月から小悪魔的な話になってきましたね。親戚中にお年玉をあげたから、ぼくの財布の中はすっからかんで、女性になにかをして差し上げる余裕なんてないですって(笑)。
つづきます
【取材協力】
橘瞳子(たちばなとうこ)
美創家(美容家/カウンセラー)
27歳で美創家として独立。大手化粧品メーカーのビューティーアナリストとして、日本全国でサロンを展開。社員教育やブランド育成に関わる。
美容と人生相談を融合させた「人をより良く導く美容法とカウンセリング」を確立し、男女ともに人気を博す。
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photo by Pinterest

ひとみしょう
(小説家/作詞家/ANGIEシニアライター)