ハピネス

2014.01.02 UP

誰だって幸せになれる「女性の心ってなんですか?」vol.2


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ひとみ:動乱の時代だからこそ、先生のような人生の先輩にあたる方が目に見えないものを大事にしなさいとはっきりと言いきるというのはすごくいいと思うんですよね。

若いときって見えるものしか追いかけられないという傾向があって、でもその見えていることすら間違っているってこと、ままありますもんね。

で、先ほどの「ない」ということを知るということですが、「足るを知る」っていうことですよね。

今回は新春ということで特別に(笑)……特別でもないと思いますが、橘先生から、足るを知るということについて具体的に教えていただきたいと思いますが、先生、どのへんから行きましょうか?

 

橘:幸せから行きましょうか。

女性はやっぱりね、わきまえることが必要だと思います。わきまえるというのは、本当に女性として素敵だなと思います。最近は自己PRがスゴイ女性の人達が多い。

 

ひとみ:そうですよね。それ、去年、ずっとぼくも思ってて、『「35歳。謙虚に生きる女性は美しい」は、死語なの?』という記事にも書いたんですげど、なにか焦りでもあるんでしょうかね、自己主張の強いというか「わきまえ知らず」の女性が多いですよね。

 

橘:わきまえるというのは表面的に美しいとか、かわいいというくくりではなく、内面的なところですよね。

陰徳といったりもしますね。誰も見ていないところでよい行いをするということです。これが1番女性を幸せにすると思いますし、2014年、動乱の時代を生き抜く秘訣だと思います。

今の年齢になって振り返ると、私も若いときは恥ずかしい思い出がいっぱいありましたけれど、やっと陰徳がわかってきた感じがしますね。

ひとみさんはご存知かしら? 江戸時代は女性のしつけがキチンとしていたって。しつけがしっかりしていたからこそ、260年も江戸時代が続き、徳川幕府が続いていたんです。つまり影で支えるというしつけ、陰徳ということです。日本人はそういう精神を受け継いでいるんです。本当は。

 

ひとみ:確かにそうですね。諸外国を見ていてもそんな感じがしますよね。日本人は人が見ていないところでもキチンとしていますもんね。教えられなくても、並ぶときにはきちんと並ぶし。

 

橘:そうですよね。ですから、学校のお勉強は点数制なので、それはそれでみなさん記憶力が素晴らしい方がいらっしゃると思うんですけど、やはりこれからは心の学問がもっとも大切なんだろうと思います。

 

ひとみ:まずは見えないものを大事にするという……陰徳を積むに尽きるでしょうね。

 

橘:例えば、ローマ帝国滅亡の要因のひとつとして、奥様方が遊びほうけていたということも挙げられますし。

対して、日本の大奥。テレビドラマにもありますが、あれはあれできちんと組織が成り立っていたわけで、それは誰かが影で支えていたということ。

女性がすごく大きく貢献していたわけですからね。男性の世界でもそうですけど、女性の役割は大きいですよ。

 

ひとみ:お正月で、歴史もののドラマをテレビでいっぱいやっていますが、たいてい陰徳を積まない女性とか男というのは滅びていっている感じがしますよね。

 

橘:そうですね。世界の歴史を見ていると、日本みたいにこんなに長く続いている国は世界でひとつしかないわけで、後は途中で変わっていきますよね。ですから日本の国の和の精神というのがとても大切だと思いますね。和というのは「和み」ということ。人とのコミュニケーションということです。

昨年の清水寺の文字も「輪」でしたよね。「和」から「輪」への流れをイメージして生きて行けたらいいですね。

幸せという言葉も江戸時代までは「仕合せ」と書いていたんです。

 

ひとみ:それはなんでなんですか? しあわせは「仕事」という意味を持っていたんですか?

 

橘:仕事があるというのは幸せでしょ? だからそういうことを感じながら「仕事に自分を合わせる。遣える」ということね、仕事に遣え合せるということ、それが仕合せ。

そういう意味合いにおいて、日本人はみんな幸せになってきたわけですから、今もっとも大切なんじゃないでしょうか? この「仕合せ」という言葉が。

 

ひとみ:自分に合った仕事を探すのではなく、仕事に自分を合わせる、つまり「仕合せ」ということですよね。ときどき「私に合った仕事を!」なんて言う人がいますが、まあこういうのは、仕事を斡旋する会社のうまいキャッチコピーの影響もあると思いますが、そもそも自分に合う仕事なんてないということですよね。あなたが仕事に自分の体を合わせなさいと。

 

橘:そうです。働きながら愚痴を言ったり、ストレスを溜めたり、マイナスの言葉を使うということは、すべて自分に返ってくるんです。

脳は主語を理解できないそうですから、言ったことは相手のことであっても、全部自分に返ってくるということ。それで自分のこころが逆に傷ついてしまうということ。自分の運気を上げたいと思ったら、嫌な言葉を使わない、人のことよりもまずは自分を顧みる、これが大切ですよね。徳川家康の言葉にも「己を責めて人を責めるな」という言葉もありますよね。

 

ひとみ:「仕合せ論」は非常に重要ですよね。

 

橘:それと「足りる」という言葉がありましたけれど、「不自由すると思えば不足無し」ということですよね。

「こころ」という言葉も明治時代までは一番使われていた日本語なんです。

 

ひとみ:そうなんですか!

 

橘:心遣い、心尽くし、心残り、心掛けなどのように、心を組み合わせる言葉が多いのも日本語の特徴のひとつなんです。こころを大事にしてきた日本人の精神がわかりますよね。占いという言葉も古い言葉で、目に見えない言葉を表しています。こころは表からは見えない、裏の世界という意味なんです。

つまり、表から見えない裏がわかるのが、占いということなんですね。

 

生きるというのも、「行く」というのと、「息をする」ということが「生きる」になっているんですね。息をするという呼吸器系の代表として挙げられる鼻。ここで息をしないと死んでしまいますよね。ですから「あの人は華があるね」というように使うのも大事な呼吸器系のこと。

顔は本当に大切なものがいっぱいありますよね。目がなかったらものが見えないし、耳がなかったら音が聞こえない、声も聞こえない、口がなければ食べられない、鼻がなければ生きられない。だから顔というのは自分を表すとても大切なところなんです。

 

私は美容の仕事をしていて、女性には綺麗になっていただきたいなと思います。いつも言っているんです。「あなたのお顔は世界遺産ですよ」って。ふたつと同じものがないじゃないですか。だから大切にしてくださいねということをお伝えしています

 

ひとみ:男の顔って後からいくらでも変えていけるって言うじゃないですか。仕事とかで。女性も同じなんですか?

 

橘:生き方、考え方、環境、これで男女問わず変わっていきますね。だから小学生の時、とってもかわいい女の子が大人になったときになんとなくそうじゃない人もいますよね。逆に目立たなかった女性がとっても素敵になったりしますよね。

 

ひとみ:そうですよね。同窓会に行くとびっくりしますもんね。

 

橘:その人の生き方とかものの考え方、普段からの行ない、言葉遣い、若いときからの積み重ね。それらすべてによって自分自身の顔を変えていけるんですね。あと表情というのも大切なんですね。

 

ひとみ:それは日頃の表情?

 

橘:そうです。親からもらったお顔は、どうしようもできないこともありますが、表情は自分の問題ですよね。お化粧をしたり表情を作ったりというのは装うことになって、とても大切なことだと思うんですよね。

だからね、若いうちにメイクアップを早く覚えてほしいです。自己表現のひとつになりますから。可愛いとか、きれいだとか、そういう表現が上手にできる人は楽しいと思います。オシャレも楽しくなると思いますよ、どんなお洋服を着ても。

ノーメイクじゃ寂しいじゃないですか。ですから、そういったファッションに合わせて自分を変えられる、それも一瞬にして変えられるのがメイクアップですから、自分の表現のひとつですよ、それも感性ですからね。

 

ひとみ:2014年、動乱の年の「開運メイク」ってどんなメイクですか?

 

つづきます

 

【取材協力】

橘瞳子(たちばなとうこ)

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美創家(美容家/カウンセラー)

27歳で美創家として独立。大手化粧品メーカーのビューティーアナリストとして、日本全国でサロンを展開。社員教育やブランド育成に関わる。

美容と人生相談を融合させた「人をより良く導く美容法とカウンセリング」を確立し、男女ともに人気を博す。

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photo by Pinterest

ひとみ しょう

ひとみしょう

(小説家/作詞家/ANGIEシニアライター)

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