ライフスタイル

2013.12.28 UP

「自分の好きなことをする!」30代女性のゆとりのある生き方


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ダラダラとテレビを見たり、動画を見たり、マンガを読みながら仕事をしているうちに、気付いたらクリスマスというイベントが過ぎていました。

過ぎてみて思うのは、いつから私は、このイベントというものに動じなくなったのかなあということです。

 

それこそちょっと前までは、クリスマスまでに必死に彼氏をつくる。それでも彼氏ができなければ、同じ傷を舐めあえる女友達と集まって「クリスマスはカップルのためのもんじゃないんだぞー!」なんて言って騒いでいました。

 

そうでもしないと、なんとなく世の中から取り残されてしまうような気がしたから

 

でも歳をとるにつれて、クリスマスに向けて彼氏をつくるなんてことも、必死に独り身の仲間を募ることもしなくなりました。どう過ごそうと、勝手でしょ? という感じ。

 

なんとなく、世間的には「クリスマスにひとりで過ごすなんて寂しいやつ」というような固定観念があります。若いときは、そういうものにいかに流されやすかったのだなあと思います。

 

そういえば、あれは大学生のとき。

バレンタインに当時付き合っていた彼氏がスノーボードに行くと言って、私はなんの気もなしに送り出したけれど、彼が出かけた後に友達から「ええ? バレンタインに一緒にいないなんて有り得ない!」と言われて、「えっそうなの!?」と顔面蒼白になった私は、その彼氏が帰ってきたや否や「なんでバレンタインに彼女を放ってスノボにいくのよ! 私とスノボどっちが大事なの!?」となじりはじめる、というメンドクサイ女っぷりを発揮していました。

 

「クリスマスにひとりでいるのは寂しい」「バレンタインは恋人と過ごすもの」など、世の中には常識のような顔をして、「本当にそうなの?」と思う概念がたくさん転がっているものなのです。

 

それに騙されることなく、自分の好きなことをする。

それができるのが30代の余裕なのかなあと思います。

私は昔からちょっと冷めていたので、そういうところはありましたが、20代のころは、やっぱりちょっと強がっていた。なるべくテレビをつけてもクリスマス特集のようなものは観なかったし、外はカップルがたくさんいそうだから、外には出なかった。

 

そうそう、わざとひとりでケーキとチキンを買って食べているところをSNSでアップ、なんてこともしていました。

その自虐も、「さ、さみしくなんかないもんね!」という気持ちの裏返し。やっぱりひとりは寂しいもの、という概念から抜け切れなかったのだと思います。

 

でも、自然とその気持ちもなくなって、自分が好きなことを思う存分できる。それが30代。

全然寂しくないといったら多分嘘なのかもしれないけれど、でも、そんな寂しさをまるごと楽しめるそんな自分も悪くないな、と思うのです。

 

photo by Maroš Mitro

メルヘン 可憐子

メルヘン可憐子

(コラムニスト/エッセイスト)

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