ハピネス

2013.11.29 UP

どっちにもはなれない ~ツマラナイ優等生や八方美人の人生をおもろくするほ~ほ~


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人には108つの煩悩があると言われていますが、自慢じゃないけれどぼくは501個とか738個くらいの煩悩があるんじゃないかと思うことがよくあります。

501とか738という数字は、今、この文章を書きながら適当にでっち上げたので数字にさほどの意味はなく、要するに世間で言われているよりもずっとずっとたくさんの煩悩があるんじゃないかと、我が身を疑い残念に思うということです。

 

おしゃべりでおもしろい人を見たら、おしゃべりでおもしろい人になりたいと思う。

寡黙で優秀な人を見たら、寡黙で優秀な人になりたいと思う。

 

この項をお読みいただいている女性にも、こういう人がいるのではないかなと思います。

 

どんな男性とでもすぐに打ち解ける人を見たら「あたしもそうなりたい」と思う女性もいると思う。

次の日、誰とでもすぐに打ち解けないおとなしい女性かつ、でもなぜかモテている女性を見たら「あたしもあんなふうになりたい」と思うとかね。

 

みんな「じぶんにないもの」を持った人に、毎日ちょっとずつあこがれる。

 

人は完璧ではないから、じぶんのなかの「おもしろい」要素が、不足していれば「ああ、おもしろい人になりたい」と思うし、じぶんのなかの「寡黙な」要素が最近ご無沙汰だと(なんかおかしな日本語だ)、「寡黙でかっこいい女史になりたい」と思う。

 

でも、誰しも、どっちにもはなれない。

 

どちらかにしかなれない。

 

あるいは、おもしろいけど寡黙なときもあるというように、なにやら中途半端な選択をするしかない。

 

いずれにせよ、じぶんが得意なほうひとつを選んで生きるしかない

 

あこがれは哀しい

手に入らないものだから「あこがれ」。手に入るとすれば、それは目標であり、あこがれではない。

 

あこがれにつまずかず、じぶんで選んだ「どっちか」の道を歩くしかない。

 

選ぶというのは、その瞬間は少なくとも「片方を捨てる」ということだから、ストレスがかかる。そのストレスをクリアして、我が道を歩んでいる途中に、いいことなんてなにひとつ起こらないかもしれない。

でも、人はじぶんの道を歩くしかないし、そのことを知っている女性は美しい。みんなにいい顔はできないことを彼女は知っているのだから。

 

photo by Pinterest

ひとみ しょう

ひとみしょう

(小説家/作詞家/ANGIEシニアライター)

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