ライフスタイル

2013.11.12 UP

【第7回】あわないなと思う葛藤のなかに、人生のヒントがあるんですよね。


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橘:ハンディキャップってあればあるほど、楽しいんですよ。人生、もしね、なんにも悩みがなかったらおかしくなりますよ。

 

ひとみ:そうですよね。

 

橘:なにか困難なこととか、困ったことがあるからこそ、人間ってバランスが取れるんです。それと、大変な思い。若いときは、ちょっと大変なとこに遭遇してほしいですね

若い頃に、なんにも経験せず、ただ守られて過ごしていたら、人間的にも磨きがかからないでしょう。大変な経験をすることで、本当の人の痛みが理解できたり、相手を思いやる気持ちが芽生えたり、人間形成される年代ですよ。

未来は転んだときの痛みがつくるんです

 

ひとみ:痛いことって、若いときは「不幸」としか思えないという人もいますよね。痛い経験だけは避けて生きていきたいと思っているような人たち。

 

橘:不幸ではないですよね。そのとき不幸だなって思っても、あとから、「ああ、だから今があるんだ」って思えるように努力すること。それが大事なんじゃないですかね。

だからね、ものの捉え方、考え方。さっき、ひとみさんと一緒に階段昇ってきたときに、階段なんですけど大丈夫ですか? って聞いていただいたけど、最近はね、階段を、「あ、これでジムに行かなくてもいいわ」ってね(笑)。足腰を鍛えないとって(笑)。そういうふうに思うようにしていると、階段が苦痛じゃないですよ(笑)。昔だったら、「なんでここに階段があるの?」って思う自分が後ろ側にいたのにね(笑)。

 

ひとみ:なるほど(笑)。

 

橘:でもこれもね、いい人に巡り会えたからそう感じるんだと思うんです。それと、私もいろんなことを乗り越えてきたという思いもあるんですよね。なんにもなく今がきたわけじゃないんでね。たぶん、みんな同じだと思います。

でも、立派な人になればなるほど、もっといろんなことがあると思いますよ。言わないだけで。そういう人は、他人の大変さや偉大さがよくわかるんですよ。たとえ同じ経験をしなくとも。

 

ひとみ:そうですよね。人には見えないなにかが見えているんでしょうね。

 

橘:そうですね。でも何十年もその場所にいれるっていうのは、すごくむずかしいと思うんですよ。それを作り上げた場所にずっといるっていうのは。その作り上げた場所に長く自分を置いておける人

素晴らしいと思いますよ。いろんな努力してらっしゃるんだと思います。そうじゃないと、長く続きません。だから会社も同じじゃないですか。

 

ひとみ:会社?

ひとみ しょう

ひとみしょう

(小説家/作詞家/ANGIEシニアライター)

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