ハピネス

2014.09.13 UP

日本流行の「デング熱」って本当に怖い感染症なの?


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ここ最近、連日のように報道されている「デング熱」。デングウィルスをもった蚊を媒介する感染症です。

過去に東南アジアで4年ほど暮らしたのですが、「家族がデング熱にかかった」なんていう話を友人から聞くのも珍しくなく、それほど恐ろしいという印象は受けなかったのですが……。

国内のメディアが不安を煽っているのでは? と疑問に感じたため、デング熱の事例が多いフィリピン国内の「マニラ日本人会診療所」に勤務する医師、菊地宏久さんに、デング熱と対処法について尋ねてみました。

 

1. デング熱は本当に怖い感染症なの?

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「デング熱で死亡することはないと思いますが、デング出血熱にまでいたると生命にかかわる状態になります」(菊地先生)。

厚生労働省が今月3日に発表している『デング熱診療マニュアル』によれば、デング出血熱を放置すれば致死率は10~20%に達するが、治療を適切に行うことで致命率を1%未満に減少させることができる」とのこと。

デング熱にいたっては、1週間以内で自然に治るそうです。

 

2. 外出時に気をつけたいこと

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事例の多い代々木公園周辺以外の地域や東京以外に住んでいる場合でも、外出時には蚊に刺されない工夫をすべきでしょうか?

「デング熱汚染地域から帰国した人、それらの国からの旅行者がいれば理論的には感染がひろがります。外国人労働者や、海外によく旅行にいく人たちが多い地域の公園、また夏休みなど、旅行者が多い時期には感染拡大があり得ると思います」。

現時点ではデング熱予防ワクチンがないため、虫除け対策をしっかりする必要がありそうです

 

3. デング熱にはいつ頃まで気を配るべき?

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「デング熱を媒介する蚊は、日本の冬には成虫はいないそうですので、そのころになると感染はひろがらないと思います」。

菊地先生によれば、ため池や、古タイヤ、工事現場の水たまりといった、よどんだ水がある場所に蚊が繁殖しやすいため、こういった場所を作らないことがデング熱対策につながるとしています。

 

デング熱を媒介する蚊は日中に活動するため、昼間は長袖の衣類を身に付けて、服の上から虫除けスプレーをするとともに、こういった場所には近づかないことが得策と言えそう。

大人よりも子どもの方が感染しやすいので、お子さんのいらっしゃる方はより注意が必要です。

 

外出が楽しくなるこれからの時期、恐怖を感じながら外を歩きたくないですよね。デング熱の誇張報道に惑わされず、 上記のことを頭の隅に置きながら、 楽しい日々を過ごしましょう!

 

※取材協力: マニラ日本人会診療所

※参考: デング熱診療マニュアル

Photo by Pinterest

香穂里鈴木

鈴木 香穂里

ライター/編集者/パティシエ/レシピクリエイター

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