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2014.07.14 UP

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「iPS細胞」山中教授の憂鬱 一流の科学者を裏で支える妻の愛


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新経済連盟(三木谷浩史代表理事)は、さる7月8日、独創的で先進的なイノベーションへの貢献者を表彰する「イノベーション大賞」の第1回受賞者に、京都大学の山中伸弥教授を選出、都内で授賞式をおこないました。

イノベーションとは、新しいアイデアから社会的意義のある新たな価値を創造し、社会的に大きな変化をもたらす……というような意味の言葉です。

 

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(写真は三木谷浩史代表理事)

 

iPS細胞の開発によって医学や科学の世界に「イノベーション」を起こし、その重要性を知らしめただけでなく、日本全体に希望をもたせたことが選出の理由だそうです。大賞の賞金は3,000万円。

 

山中教授の憂鬱

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山中氏はスピーチの中で、「海外から一流の研究者を招く際、『奥様と一緒に』とお願いすると聞き入れてくださいますが、国費は制限があり本人分以外は難しい」とおっしゃっていました。

この言葉の裏には、研究に必要な「国費」の援助は国からいただいているものの、使用用途が限られている国費を研究者の奥様にまで使用するのは難しい、という背景があります。したがって、今回のような制限の少ない資金は、国費で賄えない部分に有効に活用できる、貴重な資金源というわけです。

今回の授賞式には、奥様の知佳さんもご参加されており、「家族の支えのおかげ」と語っています。ノーベル賞受賞の際も、「家族」について語った知佳さんは、山中氏となんと中学高校の同級生で、かれこれ30年以上連れ添っておられます。

 

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「主人が進めておりますiPS研究への期待や責任について家族としても再認識いたしました」

「主人には家で厳しくしています」

「これからはここにいる皆様の顔を思い浮かべ、主人を大切にしていきます」

こうスピーチした知佳さんのお気持ち、女性読者のみなさんは痛いほどにわかるのではないでしょうか?

 

「妻と一緒なら招聘を受け入れる」という海外の科学者のスタンスからもわかるように、イノベーションを支えているのは、実は献身的な妻の存在ではないでしょうか。

 

幾多の困難を乗り越えながら、悩みを共有し、それを夫婦で(カップルで)支えあうのが愛。ノーベル賞を支えるためのメソッドは、絶え間のない愛なのかもしれませんし、ノーベル賞には縁のない私たち一般人の短くも長い人生を支えるメソッドも愛なのかもしれません。

 

※参考: 新経済連盟 イノベーション大賞

アンジー編集部

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