ハピネス

2014.07.02 UP

編集部おすすめ

子どもに「100回言わなくても」子どもがすでに知っていること


10

何かを論じるときに大人は性善説性悪説という言葉を使うことがあります。最近では憲法改正の是非を論じている識者がときどき使っていますよね。

IT化が進む社会において、性悪説を唱えるひとは「子どもにパソコンやスマホを使わせてもロクなことをしない」と言うでしょうし、性善説に立つひとは「まあ使ってごらんなさい」と言うでしょう。

 

子どもにパソコンやスマホを使わせるべきかどうか? この議論のひとつの答えは「学校・地元・家族自慢プレゼンコンテスト」の結果に見ることができます。

朝日小学生新聞が主催しているコンテストで、小学生たちが「わたしたちの学校自慢」「わたしたちの住んでいる町自慢」「わたしの家族自慢」をテーマに、マイクロソフトパワーポイントでプレゼンテーション資料を作って応募してくるコンテストです。

『文部科学省生涯学習政策局「子どもの居場所づくり」キャンペーン参加事業』に認定されているカタいコンテストも今年が2回目となり、応募の詳細は9月1日以降に「学校・地元・家族自慢プレゼンコンテスト」特設サイトにて発表される予定です。

11

昨年の受賞作品などはこちらのサイトに掲載されています。ご覧になるとお分かりになりますが、パワポの使い方は大人よりこなれていたりします。大人でも、業務上必要がないとシート内で文字が動く……なんて機能を使わなかったりしますよね。「今の子」たちは、そういう機能をちゃんと使いこなしています。

 

そしてなにより素晴らしいのが、「テクニックに溺れていない」こと。パワポはご存知のようにさまざまな「見せる(魅せる)」機能を搭載しており、あらゆる機能を使いたがる大人はたくさんいます。大手広告代理店ではコンペともなれば、使っていない機能がないくらいパワポを使い倒してプレゼンシートを作ったりします。

しかし、子どもたちのプレゼン資料は、「テクとハート」がいいバランスです。

 

大人は日々お金を稼がないといけないということもあってか、より新しいテクノロジーにすぐに飛びつきます。そしてときとして心ない結果が生まれたりします。

子どもにパソコンやスマホを渡せば、テクとハートが拮抗した素晴らしいものを作ってくる。こういうことが昨年の受賞作品からわかります。

子どもに「パソコンやスマホを使ってはいけない」と大人が100回言う前に、子どもはすでに「その使い方」を知っているのです。

 

なお、コンテストに先立ち、一般社団法人ジュニアプレゼン協会監修のもと、パソコンを活用したプレゼンテーションのコツを教える出張授業を実施しているとのことですので、ご興味のある方は応募してみてはいかがでしょうか(※7月1日から募集開始。クラス単位、学校の先生からの応募のみ受付。9月より応募校の中から抽選で決定した全国の小学校を順次訪問)。

 

※参考: 「学校・地元・家族自慢プレゼンコンテスト」特設サイト

Image photo by Pinterest

ひとみ しょう

ひとみしょう

(小説家/作詞家/ANGIEシニアライター)

≫このライターの記事を読む


アプリで、ANGIEがもっと快適に。

  • お気に入り機能で便利に読める
  • プロライターによる最新情報が充実!
ページの先頭へ