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2014.06.26 UP

恋愛もダイエットもおなじ!続かない原因は●●にあった!【タワリ・エバさん&ジュスティンさんインタビュー・エピローグ】


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消費者と生産者を直接つなげる市場、エコ・エンクエントロを運営しているタワリのエバさんとジュスティンさんへのインタビューも今回が最終回です。

前回は「常識」的な考え方に戻るということについて、理想の生産システムについてお話を伺いました。

6回目の今回は、ジュスティンさんに仕事における幸せ、タワリを通して実現したい夢について話していただき、起業家を目指す女性へメッセージをいただきました。

インタビュー中の写真はエコ・エンクエントロ内で開催されているワークショップの様子です。それでは、さっそくみていきましょう。

 

タワリに取り組むことで増えていく幸せ

聞き手Takako(以下T):『ANGIE』は「しあわせ」についてのオンラインマガジンなのですが、タワリのおふたりが仕事の中でどのように幸せについて捉えているかお聞かせいただけますか?

 

ジュスティンさん(以下J): そうですね、いつもエバと話していることなのですが、プロジェクトを立ち上げようとしているときには、朝起きたときにやる気が起こらなければいけませんね。

 

自分が取り組んでいることが、まず自分自身に幸せにしなければならないです。特に、こういった社会貢献を目指すプロジェクトを立ち上げようとしているときにはとても重要だと思います。

はじめはお金のために立ち上げようとなんかしていません。プロジェクトの全体像やプロジェクトを通して達成したいことについて考えています。

そういったことがあなたに幸せを与えないとしたら、おそらく続けられないと思います。

 

T: そうですね、もしお金のためだけだとしたら途中で投げ出してしまうと思います。

 

J: プロジェクト自体が幸せを与えるものでなければならない、そしてわたしたちの場合はプロジェクトを通して社会的な課題やサステナビリティ(持続可能性)といったテーマに取り組みたいと思っています。

また、プロジェクトを始めた当初はあまり考えていたなったことですが、生産者と消費者の間にコミュニケーションがあることがとても好きです。人々が深くかかわり合うということに気づき、ワークショップを行い始めました。

 

T: ワークショップではどのようなことをするのですか?

 

J: 今日も掃除用の洗剤を作るワークショップがあります。レモンやビネガーなどの自然由来の材料で洗剤を作るというものです。

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T: それでは、商品を販売するだけでなく、人々が対話できるようなきっかけ作りもしているのですね。

 

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J: 少しずつですが始めています。エコ・エンクエントロの参加者自身にワークショップを開いていただくために、ご自身が取り組んでいるプロジェクトについてもお話を伺うようにしています。

 

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 タワリを通して実現したい夢

T: タワリを通して実現したい夢はありますか?

 

J: わたしの夢は消費方法を全般的に変えることです。世界全体を変えることはできないですが、地産地消、オーガニック(エコ)商品、仲介の入らない直接販売を行っていけば消費方法は変わっていくかと思っています。

わたしはこのような消費の仕方は中長期的にさらにグローバルな規模で物事を変化させていくと思っています。なぜなら、政治レベルでは何もできませんが、個人レベルで繋がっていく集団には物事を変えていくことができるポジティブでとても良いアイデアがあります

ローカルで物事に取り組み始めると、相互作用を起こす力もあります。また、ローカルのレベルで考える方がシンプルだと思います。

 

これからの日本の女性起業家へ

T: これからの日本の起業を目指す女性にひと言お願いします。

 

J: やってみましょう!

日本人がどこの国より先に消費コミュニティというシステムを生み出したのです。わたしは日本でかなり昔から行われてきたことにインスピレーションを得ました。何という名前だったか思い出せませんが、生産者や農場から直接購入するモデルが存在しています。

男性と同様にわたしたち女性にも、たくさんの良いアイデアがありますし、時としてさらに良いアイデアも持っています。

 

T: さらに良いアイデアですか。

 

J: そうです。だから取り組まなければいけません。恐怖心を取り除いて。

起業は男性の世界なので、多くの女性が恐怖心を持ってしまうかもしれませんが。知っていますか? 起業家のたった2パーセントが女性なのです

 

T: たった2パーセントですか? かなり少ないですね。おふたりはどのようにご自身を奮い立たせたのですか?

 

J: 女性にもできるのです。わたしたちも何もない状態で始めたのですから、できます。今はタワリを信用してくれる人々がいて、良いプロジェクトともに、人々と対話を重ね、物事に対して明確なアイデアとともに良識を持って取り組んでいます。

また、わたしたちが行っていることは社会貢献ですが、経済的な実行可能性もあります。

 

実際、起業に取り組む女性は本当に少ないですね。もしかすると時間が足りないと思っているのかもしれないですし、自分の世界ではないと思っているのかもしれないですし、分かりませんが。わたしもその理由を知りたいですね(笑)。

 

今回のインタビュー、いかがでしたか?

前回のビアンカさんへのインタビューでも折り紙がインスピレーションの源として登場しましたが、日本には海外の起業家がインスピレーション得ているとても素敵な文化や先進的な取り組みが存在しています

今回のインタビューの中でジュスティンさんがインスピレーションを受けたとおっしゃっている日本のモデルは「生産者と消費者の提携」を省略して「提携」と呼ばれています。

「提携」は、食べものをつくる人(生産者・農家)と食べる人(消費者・都市生活者)が直接つながり、有機農業を進め、共に支え合う、食べものと心と暮らしのつながりです(日本有機農業研究会のウェブページより)。

 

タワリのおふたりはウェブというツールを使って現代版の「提携」をされていますが、日本には1970年初頭からこういった動きが存在していて、国外にポジティブな影響を与えています。

先日、バルセロナに遊びに来てくれた友人が日本でも消費者と生産者を直接つなげるコミュニティが増えていると教えてくれました。仲介業者を挟まない取引が今のトレンドのひとつなのだと感じます。

 

次回の女性起業家インタビューもどうぞお楽しみに。

 

Eva Pulido

カタラン人。大学でバイオ技術を専攻。複数の研究プロジェクトに取り組んだ結果、視野を広げる必要性を感じ、社会貢献できるプロジェクトに興味を持つようになる。タワリの活動を通して世界を少し良くすることに貢献できていると信じている。

 

Justine Cattacin

フランス人。フランスのビジネススクールEDHECで学ぶ。スタートアップ、NGO、社会貢献に関するプロジェクトで経験を積む。タワリは彼女にとって技術的なプロジェクトと協力・社会貢献・思いやりといった価値を結びつける方法である。

 

TAWARIのウェブページ(スペイン語/カタラン語)はこちら

TAWARIのFacebookページ(スペイン語)はこちら

(カバー写真:タワリ提供。 右がエバさん、左がジュスティンさん。インタビュー内の写真:筆者撮影。エコ・エンクエントロのワークショップの様子)

Takako

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