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2014.06.21 UP

彼へのプレゼント選びにも応用可能!「なるほど!」なアイデアの出し方 【タワリ・エバさん&ジュスティンさんインタビュー・第1回】


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タワリのエバさんとジュスティンさんへのインタビュー1回目の今回は、お二人がバルセロナ市で開催しているエコ・エンクエントロ(「エコな出会い」の意味)という、消費者が生産者から直接商品を購入することができる小さな市場について紹介していただきました。

どのようにビジネスアイデアを思いついたのか彼女たちのビジネスのオリジナリティは何なのか、さっそくみていきましょう。

 

 エコ・エンクエントロ(エコな出会い)のアイデア

聞き手Takako(以下T): エコ・エンクエントロのアイデアは大学院のコース内で思いつかれたのですよね? どなたがこのアイデアを思いつかれたのですか?

 

ジュスティンさん(以下J): わたしたちは食べ物を通して人々に対して近づくことができるプロジェクトに携わりたいと思っていました。

また、「隣人」というテーマも取り組みたいと思っていましたね。実際のところ、たくさんのアイデアがあったのですが。

 

エバさん(以下E): ただアイデアは全て共同消費に関するプロジェクトばかりでした。

 

J: 確かにそうです。ある日フランスに戻ったとき、そこでとてもうまく機能しているプロジェクトについて知りました。そのプロジェクトからインスピレーションを得て、人々が集まって直接生産者から商品を購入ことができるように、それぞれの地域に買い物コミュニティを作ろうと思ったのです。

 

T: ではフランスには既に同じようなモデルが存在しているのですね。

 

J: はい、フランス、アメリカ、またイスラエルにも存在しています。

 

T: そこでアイデアを得て、バルセロナで実現しようと思ったのですね。

 

J: 実際のところ、消費者を集って生産者と結びつけるという消費コミュニティはバルセロナにも既に存在しています。

ただし、そのやり方は様々です。私たちは、なるべくそのプロセスを簡単にすること、そしてウェブ上のツールを使うことに取り組みました。

 

 タワリのエコ・エンクエントロとそれ以外の商品の共同消費コミュニティの違いについて

T:それでは他の消費コミュニティとの違いはウェブということですか?

 

J: そうですね、Webコミットメント(責任)です。

通常、バルセロナの共同消費組合に参加すると、消費者は定期的に購入し続けることと、毎回の購入金額を約束しなければいけません。しかも、毎回どんな物が届くか分からないという条件で。

 

わたしたちは、そのプロセスをもっとシンプルにしたかったのです。

ネット上で欲しいものだけを選んで、欲しいときに購入できるようにしました。また、個々の消費者に対して最低購入金額や購入量といったものを決めないようにもしました。

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T:  なるほど、消費者側に義務が無いのですね。

そうなると、生産者側はどのようにして最低限の販売量を確保し続けることができるのですか?

 

E: コミュニケーションをとることです。それから、消費コミュニティの参加者を増やしていくことで、消費者全体として購入量を増やします。

 

T: そうすることで生産者の販売量も安定するということですね。

 

E&J: そういうことです。

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J: 例えば、あなたが購入するトマトの量が1キロだとしても、あなたのご近所さんもトマトを買います。

だから、これらの消費量をまとめることで、個々のメンバーに対して最低購入量を義務付ける必要がなくなるのです。わたしたちが確認するポイントはグループとしての消費量ですので。

 

T: 総量ですね。

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E: そうです。また、他の共同消費コミュニティとの違いは、これ以外にもう1点あります。

通常の共同消費コミュニティにおいては、消費者が生産者と直接出会える機会はありません。

どういうことかというと、生産者自身が商品を届けるところまでは同じなのですが、消費者が注文したものを取りにいくときにはもう生産者はその場所にいないため直接生産者と話すことができないのです。

 

タワリでは、トマトから、チーズ、パンまでそれぞれの商品を手渡してくれるのが、生産者自身なのです。

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T: 野菜や果物だけでなく、チーズやパンもあるのですね。

 

E: そうです。オーガニック野菜や果物以外にもソーセージ類や、オーガニック・パン、ベガン菓子、オーガニック・オリーブオイル、オーガニック・ワイン、オーガニックな卵などがあります。

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T: そして、それらの商品を生産者自身がエコ・エンクエントロに持って来て、消費者に渡す。

 

J: はい。八百屋、果物屋、パン屋、お菓子屋さんなどが来ますね。

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T: エコ・エンクエントロでは、ウェブサイトで注文した商品以外も味見したりできるのですか? 小さな市場のような感じの場所なのですよね?

 

E:  はい、小さな市場ですね。お客さんがネット上で前もって購入した商品を渡しますが、生産者にはそれ以外にも商品を持って来てもよいと伝えています。もし、お客さんがエコ・エンクエントロで他の商品も欲しければその場でも買えるように。

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T: その場で追加注文ができるのですね。

 

E: ただし、毎回エコ・エンクエントロで追加購入できる商品はその日生産者が選んで持ってくる物なので何が届くかは分かません。

わたしたちが責任を負っていることは、インターネットを通して消費コミュニティから最低限の注文を事前に受けることですので。

 

今回のインタビューいかがでしたか?

まずはいち消費者としての感想になりますが、自分が食べる野菜や果物、ソーセージやパンを生産者から直接受け取ることができることは、とても安心できるシステムだと感じました。エコ・エンクエントロで生産者の方々と直接話し、友達のような距離感が居心地良いと感じました。

 

また、ビジネスのアイデアはオリジナルでなくてよいということが伝わったかと思います。

タワリのアイデアのように既存のうまく機能しているビジネスモデルを真似して、改善して、実行するということでもよいのです。だから、難しく考えないで、これは良い! と共感できることがあったら取り組んでみるのが良いのではないでしょうか。

 

次回は、実際にタワリのプロジェクトに取り組み始めた当時のこと 、エコ・エンクエントロに参加している生産者の選定、オーガニック食材についてお話を伺います。

どうぞお楽しみに。

 

●Eva Pulido

カタラン人。大学でバイオ技術を専攻。複数の研究プロジェクトに取り組んだ結果、視野を広げる必要性を感じ、社会貢献できるプロジェクトに興味を持つようになる。タワリは彼女にとって、今より世界を少し良くすることに貢献できると信じるプロジェクトを作り出すことができる自由である。

 

●Justine Cattacin

フランス人。フランスのビジネススクールEDHECで学ぶ。スタートアップ、NGO、社会貢献に関するプロジェクトで経験を積む。タワリは彼女にとって技術的なプロジェクトと協力・社会貢献・思いやりといった価値を結びつける方法である。

 

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(カバー写真:タワリ提供。 右がエバさん、左がジュスティンさん。インタビュー内の写真:筆者撮影。エコ・エンクエントロに参加している生産者の方々と商品。)

Takako

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