ライフスタイル

2014.07.01 UP

金持ち男子ヤバイかも!「お金がある不幸」に見る「本当の幸せ」


b1097c306cd7118fb79853421bd4927d

このあいだ「東西落語三人会~夢の競演」に行ってきました。桂歌丸・三遊亭歌之助・桂文珍という豪華なメンバーです。だけど、歌丸師匠が入院のため出られず、代わりに三遊亭円楽(師匠、以下略)が来ました。

 

「歌丸師匠のお見舞いに行ってきました。これから熊本、鹿児島をまわるんですが、そんなことは関係ない! この久留米のお客様にくれぐれも申し訳ないと言ってくれ、と歌丸師匠がおっしゃっていました」

円楽が言いました。

次の歌之助、「私の師匠は146センチしか背がないんです。ある晩、温泉に行ったら、師匠が顔を拭きながら部屋へ入ってくる。この温泉はいいぞ、川みたいになっててな、と言うんです。それ、足湯でした」

文珍もおもしろかったのですが、何を言ったのか思い出せません。とにかく、口を開けて笑いっぱなしの2時間でした。こんなに笑ったことはない、というくらいでした。チケット代は4,500円でしたが、すこし幸せを分けてもらったようで、帰りは胸のあたりがホカホカとなっていました。

 

心の一方ではお金を使ったことをもったいない、と思い、一方では使って良かったと思う。この違いは何でしょうか。もちろん演じる人たちのお客さんを笑わせたい、という強いプロ意識もあるとは思います。

だけどそこには、「これだけの金を払ったのだから」というこっちの想いもある。誰、とは言いませんが、博多座に行ったときは、「こんなもんか」と思ったことも確かです。そのときは、チケットをもらったのであれこれ言いませんでしたけど、あれがお金を払ったのだったら、間違いなく文句を言いました。

 

お金って、ないよりあった方がいい、と皆さん、思っていますよね?

豪華なマンションに住んだり、誰と会っても高い服を着てにっこりと笑っていたり、旅行だって好きなところへ行ける。他人にだってちやほやしてもらえるし、お金があれば幸福なんだ、と多くの人が思っているけれど、本当にそうでしょうか?

人間って他の人が持っているものをうらやましく思うけれど、あなたがお金がないから不幸だとは限らないのじゃないか。お金持ちってきれいな家に住んで、新しい服を買っているけれど、それにも慣れて飽きるときが来るんじゃないか、と思うわけです。

笑っていても心の中では、他人をねたましく不安に苛まれているかもしれない。もちろん、お金はないよりもあった方がいいけれど、死んでしまったら、そんなこともどうでもよくなるんじゃないか。だったらお金に振りわされるより、幸せだ、と感じる心がある方がよっぽど素晴らしい、と思います。

 

あっ、文珍さんの言葉を思い出しました。

「シャブ&飛鳥っていうシンガーがおりましてな」で始まる話です。飛鳥は福岡出身ということで納得いかないところはありますけど、この人もお金は持っていたんだろうな、と思いました。

 

Photo by Pinterest

かわの ももこ

アプリで、ANGIEがもっと快適に。

  • お気に入り機能で便利に読める
  • プロライターによる最新情報が充実!
ページの先頭へ