ハピネス

2014.06.02 UP

心のあり方。「正しいことを言うとき」に気を付けた方がいいこと


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言っていることは正しいのに、どうしても素直に受け入れられない。正しいことを言っているはずなのに、なんでか自分が悪者みたいになってしまう

そんな経験されたことありませんか。もし自分がそうなっていると感じているなら、ぜひ知ってもらいたい心の在り方をひとつ、ご紹介いたします。

私が、あるチームに属することになり、歓迎会をひらいていただいた時の一幕。

チームは10名程度で、ひとつにまとまったり、バラけたりしながら楽しく食べて飲んで話して……なんてしていたのですが、気づくとリーダーとサブの雲行きが怪しい

どうやら、ふたりの考え方に違いが生じ、リーダーがサブに「その考えはおかしい」と正そうとするのですが、サブが「そうかもしれないけれど……」とリーダーの言葉を何度も遮ってしまっているようでした。

 

まぁ、お酒も入っているしね……とあまり気にしていなかったのですが、結局リーダーの怒りは頂点に達したようで、私たち全員をその場に残し先に帰ってしまうということがありました(もちろん、リーダーはすっかりお支払をすませた後でしたが。御馳走さまでした)。

 

さて、翌日、そのチームで仕事をしていると例の歓迎会の話になり、たまたまその会に出席できなかったメンバーがその様子を聞いて「リーダーに祝婚歌でもきかせてあげたいね」と仰ったのです。

 

「祝婚歌」とは、今年1月にお亡くなりになられた詩人、吉野弘さんの詩で、夫婦が睦まじくいるための心の在り方を謳っているのですが、その中に「正しいことを言うときは 少しひかえめにするほうがいい」という一節があるのです。そのメンバーは、「リーダーなんだから、どうしても絶対的な発言になってしまう。だからこそ、一歩引いて伝えるべきなんだよ」と。

 

そういえば正しいことを言うときって、立場が上だろうが下だろうが、威圧的になってしまったり、上から目線になってしまう時ありますよね。私自身も、もともと態度が大きいこともあり、ついつい言い方や態度が厳しくなってしまうことがあります。

 

もちろん、言っている本人はよかれと思っているし、ちゃんと正してあげたいという気持ちがあるのですが、間違いを指摘された側は多少なりに傷つきますし、気持ちが萎縮することになるはずです。そうなってしまえば、いくら正しいことを言われても正直に心に留めることができなかったり、反論したくなってしまったりする……なんてこともあるかもしれません。

 

吉野さんは、祝婚歌でさらに続けて次のように謳っています。

正しいことを言うときは 相手を傷つけやすいものだと 気付いているほうがいい

それを知った上で発言をするということ、とても大事ですよね。

 

歓迎会でのあのトラブルも、この詩のおかげで自分にとってこんなにも為になるものになりました。

「祝婚歌」は、夫婦だけでなく、人と人の結びつきすべてに共通する心の在り方を教えてくれます。ぜひ一度、詩の全文も読んでみてくださいね。

 

※参考 『祝婚歌』吉野弘/引用元:『続・吉野弘詩集』 (現代詩文庫)

Photo by Pinterest

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