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2014.05.03 UP

消費税が10%のオーストラリア!税金が高くても暮らしやすい訳


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私が住んでいるオーストラリアでは、シドニーオリンピックが開催された2000年から、消費税は10%。そのせいか、渡豪してすぐは、物価が高いなと感じました。ちなみにそれ以前は0%だったそうです。それを強引に10%にしちゃうのも、オーストラリアの政治のやり方

日本のように前々から、「こうなりますよ~」と告知することなく、いきなり決まり、いきなりはじまります。

 

しかし、消費税が10%でも暮らしやすいと感じるのは、こんな理由があります。

生活必需品や教育費は無課税

消費税は10%といっても、食料品などの基本的な生活必需品教育費などには消費税はかからないことになっています。どんなものが無課税になってるのかたしかめるべく、今日の買い物のレシートを取り出してみました。

 

・牛乳 2リットル 2ドル(190円)
・食パン 700グラム 3.5ドル(333円)
・牛挽肉 1キロ 5ドル(475円)
・マーガリン 500グラム 3ドル(285円)
・バナナ 1キロ 2.5ドル(238円)

 

買い物をしたのは、大手スーパーマーケットですから、コンビニや小さなお店で買うと、もう少し値段は上がります。総合してみると、物価は日本より高いと思います。

しかし、それでも暮らしやすいのには、給料の違いにありました。

オーストラリアの最低時給は日本の倍

オーストラリアの最低時給は2014年4月現在、16.37ドル(1555円)です。

日本の652~850円と比べると約2倍ですね。すると、物価が日本の倍にだとしても、日本と同じような金銭感覚になります。

 

しかも、正社員が1週間に働いていいのは、38時間まで

日本のようにサービス残業するという習慣はありませんから、定時ぴったりに帰れます。

 

また、有給休暇もしっかりとるのがこちらのスタイル。クリスマスホリデー以外にも、きっちり長期休暇をとり、のんびり過ごします。

すると、「取引先の担当者はホリデーにいってて来月まで帰ってきません」なんてこともしょっちゅうありました。

 

残業はなく、休みはしっかりとれる。それでいて、給料は日本の倍。まさに至りつくせりです。

消費税アップは少子化問題を深刻化させる?

日本では少子化問題が騒がれていますが、今回の消費税アップにより、少子化問題がさらに深刻化してしまうのではないかと心配です。

子どもを育てるには、お金がかかるイメージが強い日本。大学まで通わせようと思ったら、いくら貯金しておく必要があるのでしょうか。

 

日本でも、出産祝い金は出るものの、それはほとんど出産費用でなくなってしまうそうです。それに比べオーストラリアでは、生まれるまでの定期健診や、出産のときの入院費など、基本的に出産にかかる医療費はタダ。そのうえ、祝い金補助金がもらえます。

 

だから税金を払う時も、没収されているというよりも、「なにかしらの形で戻ってくるだろう」という感覚です。

 

日本が消費税を上げないといけない理由はわからなくもありません。

国債をどうにかしないといけない、そのためには国民に負担してもらうしかない。しかし、毎晩遅くまで働き、せっかく手にした給料を没収されるように取られるのでは、納得いかないのは当たり前です。

 

解決しないといけないことは山積みのようですが、まずは国民の幸せ度をアップさせることにフォーカスすれば、自然といろんなことがよくなってくるように思うのですが、いかがでしょうか総理大臣。

 

※1ドル95円で計算しています。

Photo by Pinterest

Airi

Airi

(海外在住ライター/コラムニスト)

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