ハピネス

2014.05.14 UP

女性のための~後継者の育てかた~【第5回笛木紀子さん聞く】


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事業の価値を説明するのではなく、その事業が社会に広まった時、どんなシーンが起こるのかを体験してもらう「ドリームプラン・プレゼンテーション」において「感動大賞」を受賞した笛木紀子さんにはたらくことについてお話をお聞きしています。

第5回目の今回は、事業を続けるうえで欠かせない「人材育成」や「後継者の育成」についてお話をお聞きします。

さっそく見ていきましょう。

 

後継者を育てたい

ASAMI:夢がどんどん叶って言っている笛木さんですが、今後の展望をお聞かせいただけますか?

 

笛 木:今まではお客様に対してひとりで対応してきましたが、これからは信頼できる後継者を育てて、より多くのアトピーさんの改善のお手伝いをしたいですね。

 

ASAMI:お医者さんへの変化と同様、自分がやらなきゃっていう思いがなくなってきたってことでしょうか?

 

笛 木:私ひとりが技術者としてやってきて、難しい技術なのでなかなかNo.2が育たなかったにです。どうすればいいんだろうとずっと思っていました。

これまでも、技術力のある子、看護師、アトピーの経験がある子、いろんな子を入れてみたけどダメでした。

 

ASAMI:どうしてでしょう。

 

笛 木:自分との差がありすぎました。

 

現場でスタッフとお客さんが接してるところをみてると、どうしても、歯がゆくなって口も手も出ちゃう。お客さんもその子がちゃんとしてても、私の方の意見を聞いてしまう。

 

ASAMI:後継者の育成はどの会社でも悩みの種ですね。

笛木さんの会社では、アトピーの悩みを聞く相談室があるそうですが。

 

笛 木:遠方の方と触れ合うツールです。

先日あるお客様から相談があって、当人はやりたいと思っていたんですが、親御さんが反対だったんですね。

 

そんな場合、店で自分ひとりだと忙しすぎて、お客様の意見を聞いてもそれ以上は見てあげられないケースもあるんですが、相談室だと落ち着いて聞いてあげることができます

まずはそういうところからかなと気付きました。

 

沖縄で通販をされている会社ではひとりが800人を担当する話を聞いたので、同じようにスタッフを担当制にしてお客様と繋がればいいんだと思いました。

私は、その子たちを指導すれば、私とスタッフの知識の差が埋まっていきます。

 

そのスタッフがアトピー経験者だと、自分の経験のからアドバイスできますし、お客様も担当がいたらすごく安心できます。

担当制にして相談に乗って、(手当を)始められる人は、始められる時にはじめてもらえば良い。

 

ASAMI:スタッフが相談に乗っている時間は、笛木さんはスイーツの方に力を入れられますしね。

 

笛 木:スイーツの利益で、技術料をタダにしたいのと、もうひとつ、就職に悩むアトピーさんの雇用にもつながると思います。

そうすれば、私はますますスイーツの道に行けますし(笑)。

 

ASAMI:本当にスイーツ作りが楽しそうですね。

 

笛 木:医師でもない管理栄養士でもない。大学に入りなおして勉強しようと思うのが普通なのでしょうが、それに気付いたのが43才だったんです。

それでもまだ間に合うと言ってくださる方もいましたし、自分でも考えました。ちゃんと学んで論文のひとつも書きたいと思った時期もありました。

でも、スイーツの道を見つけたらそんなのどうでも良くなった。スイーツにいくとそういう思いもなくなります。

 

ASAMI:みんなが嬉しくなる「スイーツ」ですもんね。

 

笛 木:スイーツを作っている人間、販売する人間に、看護師や栄養士や医者の資格を要求しない。

モチはモチ屋に入って来れたかなとスッキリしています。

 

いかがでしたか?

どんな仕事においても、人材育成や後継者の育成は、大きな課題のひとつです。「モチはモチ屋」というシンプルな発想で、仕事全体を見渡したときに、人材育成という難問は、すっと解けるのかもしれません。

 

次回でこのインタビューは最終回を迎えます。次回は「30代の生き方が40代のかたちとして残る」ということについてお話をお聞きします。ご期待ください。

 

※取材協力

笛木紀子(ふえきのりこ)株式会社レノアコーポレーション 代表取締役

 

東京都町田市にて、「皮膚トラブル専門店」を構える。

エステシャン時代に重度のアトピーさんに出会い、アトピー改善への情熱が膨らむ。自身や長男のアトピーも体験し、皮膚のトラブルは食生活に深く関係すると確信をもち、「体質改善」の大切さを痛感。食に関する研究も重ね、食養家としての顔も持つ。

 

27年間で1万人以上のアトピーさんの相談にのり、独自のメソッド「れのあ式」を確立し、医療では改善が見られなかった重度のアトピーの方の手当てをしている。

2013年12月、ドリームプラン・プレゼンテーション世界大会で「感動大賞」を受賞。受賞以降、各方面からの講演依頼も多く、また難しいとされてきた医療との提携の話もあり多忙な日々。

今一番力を入れているのは、アトピーさん向けスイーツの制作で、生産に向け各方面に提案中。クラウドファンディングサービス「READYFOR」にてアトピーさんに笑顔を届けるプロジェクトを展開中。

 

Photo by れのあ

ASAMI

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