ライフスタイル

2014.05.02 UP

【元Apple製作者に聞く 3】アイデアが生まれる場所。カタチになる瞬間。


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Bloom(ブルーム)ブランケットのインスピレーションの源

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ビアンカさん(以下B): これは私がデザインしたものではないのですが……。

 

聞き手(Takako 以下T): ではどなたが?

 

B: Eric Gjerde(エリック・ ジャーディ)というアメリカ人の男性デザイナーです。彼の本を持っています。

 

T: インスピレーションは様々なデザイナーから来ているのですね。

 

B: はい、さまざまな折り紙のデザイナーから。特に、同じパターンを繰り返すデザインの折り紙です。そういうのが、なぜだかとても好きなのです!

 

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B: ありました。この本です。本というよりワークブックという感じですが。

ここに載っている折り紙は手順を踏めば誰でも折ることができるのです。私が作った四角の模様はあまりなくて、三角がほとんどなのですが。

 

ちょうど3~4年くらい前からこういうデザインを自分でも考えるようになったのです。私が書いたもの見たいですか?

 

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B: これは日本の紙でとても気に入っています。私のインスピレーションの一部です。

 

T: 栗が入っていたのですね(笑)

 

B: 6年前に日本に行って、その時にコレを買ったのです、もちろん食べるために(笑)。そしたらパッケージが気に入って。折り紙みたい! って。

 

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B: これが、4年前この形(焼き栗パッケージの形)をつかったデザインを考えた時のメモです。昔のことなのでとても恥ずかしいですが。

 

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B: そしてこれがMIT(マサチューセッツ工科大学)で受講した折り紙を扱う数学のクラスの講義ノートです。私のお気に入りのクラスでした!

私はコンピューターサイエンス学科に在籍していましたが、選択授業の中にこの折り紙のクラスがあったのです。

 

T: 確かにノートの下に2010年と書かれていますね。

 

B: 幼少時、母親に折り紙を教わりました。子供用の折り紙の本もたくさんあったので。あ、そういえば。この前にも既に考えていました!

もうすっかり忘れていますね。こちらが2008年から2009年に書いたものです!

 

T: もう6年も前からアイデアを練っていたのですね。

 

B: そうだったようですね、すっかり忘れていました(笑)。

 

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B: そういえば、昔に折り紙の服(冒頭の写真)も作ったことがありました。

 

T: それは何年に作ったのですか?

 

B: これも2009年です。

実物を持っていたことすら覚えていませんでした。

 

T: まだ針が残っています。ちょっと危険ですね。

 

B: はい、危険ですね。わたしもちょっと危険ですが(笑)。

 

T: それ、書いていいのですか?(笑)

 

今回のインタビュー、いかがでしたか?

アイデアというものは簡単に出来上がるのではなく、その裏にはたくさんの試行錯誤があって、練られて練られて、そうやってカタチになるのだということを感じました。ここに載せた写真以外にも、彼女のパソコンにはそれこそ沢山の試作データがありました。

 

前回紹介したKickstarterのビデオにも出てきましたが、本当に小さい頃から折り紙が好きだった。そんなビアンカさんの想いが伝わってきます。

 

昔から好きだったことを、素直に大切に温め続けると、もしかするとある日素敵なプロジェクトに変身するかもしれない!

そんな夢みたいな話はあるのだといつの間にか信じられるようになっていて、とても幸せな気持ちになりました。

 

次回は趣味の折り紙がしごとに変わった理由ビアンカさんご自身についてレポートします。

どうぞお楽しみに!

 

(写真:Biancaさん提供、筆者撮影)

【取材協力】

Bianca Cheng Costanzo(ビアンカ・チェン・コスタンゾ)

ブラジル生まれのデザイナー、テクノロジスト。ブラジル、イタリア、米国の間を旅しながら幼少期を過ごす。最近、サンフランシスコからバルセロナに移住し、個人プロジェクトの企画・開発に取り組んでいる。以前はApple社でインタラクションデザイナーおよびソフトウエアのプロトタイパー(試作品の製作者)として、また MITメディアラボのタンジブル・メディア・グループで学部研究生として勤務していた。

Webページはこちら(英語)

Bloomブランケットの購入はこちら(英語)

※この「ビアンカ・チェン・コスタンゾさんへのインタビュー」の過去記事はこちらの一覧からお読みいただけます。

Takako

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