ハピネス

2014.04.14 UP

マティーニを飲もう!私を幸せにするアイテム


4252ceae5b4a8ea9eabe548f669d863b

1年のうち360日くらいは食事をつくり、洗濯と掃除をしています。

独身のときはあんなにあこがれた結婚生活も、手に入れてみれば食事作りと洗濯、掃除の繰り返しです。

 

憧れた都会の生活は満員電車と高い家賃でキュウキュウだったし、理想の仕事にも就いてみれば忙しさに忙殺されて、なんでこの仕事を選んだのか疑問に思ったりして。おそらく生活とはそんなものでしょう。

しあわせなんだけど、飽きる。当たり前なのに、イライラする。

ほんのたまに、そんな日常から解放されたくなります。

 

マティーニ」は非日常を感じさせてくれるアイテムのひとつです。

ビールと焼酎ではダメ。どちらも大好きですが、どっぷり日常すぎる。

 

ドラマ『セックスアンドザシティ』が流行ったとき、主人公たちの定番はマティーニで、舞台がニューヨークということもあり余計におしゃれに見えて、「そうだ、マティーニを飲もう!」と思いました。

 

それまで水の変わりにビールを飲んでいた私にとって、マティーニは酒の概念を覆されるものでした。だって、ぜんぜん喉が潤わん。

ジンの苦味がキリッと利いて喉を焼くような感覚に、いったいこれのどこがおいしくてカクテルの女王様などと呼ばれるのか不思議でした。

 

数年が経ち、久しぶりにバーに行く機会が訪れました。

出産後、初めてのバー。それだけで非日常! ここはとことん日常と違うことをしようと思いました。そこで、とりあえずビール と注文するのをグッとこらえて、あのマティーニをオーダーしてみました。ビールだと「注文」なのに、マティーニだと「オーダー」なのか、なんてことを考えながら。

 

そしてカクテルグラスに注がれたマティーニを口にしたとき、驚くほどの解放感に包まれるのを感じました。

繊細なグラスも、ひと口ずつゆっくりと味わうジンの味も、今の私の日常にはない要素ばかりで圧倒されてしまったのです。

 

自分だけの時間がなくなった今、グラスはできるだけ耐久性が高いもので、ゴクゴクと早く飲める物を選んで、せかせかと生活していたことに気づきました。

それは主婦として、母親として、当たり前のことなのですが、日常の些細なささくれたちが、ブラックホールに吸い込まれるみたいに、心の核のところにギューっと集まって爆発しそうになるときがある。ありませんか?

 

私は爆発したくないから、たまにはマティーニを飲むのです。

 

Photo by Pinterest

平 理以子

平 理以子

美容ライター/恋愛コラムライター/海外(バリ島)ライター

≫このライターの記事を読む


アプリで、ANGIEがもっと快適に。

  • お気に入り機能で便利に読める
  • プロライターによる最新情報が充実!
ページの先頭へ