ハピネス

2014.03.25 UP

マジメな女性 → 結婚 → パート → 不倫 → ●●! ~誰にでも「ありえるかもしれない」人生にこころを掴まれる瞬間【私をしあわせにしてくれる1000のアイテム】#0020


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角田光代さんの著書に『紙の月』があります。これのテレビドラマ版を観ていて(途中を2話ほど観ていなくて)、ひと回り以上年の離れている年下の男性と恋に落ちるっていうのは、どういうふうな流れになっているのかな、と思って本を買いました。

一気に読んだあと、溜め息が出ました。

 

それは「結局、こうなるんだな」っていう感想でもあり、自分の中での「やっぱり女って立場が弱いな」といった様々なことに対する溜め息、と言ったらいいんでしょうか。

主人公の女性は梨花という専業主婦だった人で、子どもはいません。

彼女が銀行にパートの営業として働き始めたときから、人生の歯車が回り出します。

 

この梨花って人が、まじめでひたむきで一途なんです。夫にもまじめに向き合って「今日は私におごらせてね。初めてのお給料も出たし」なんて言うし、フルタイムのパート(こういう言い方はおかしいな、と思いますが)になって、給料が上がったときは夫に腕時計をプレゼントしたりします。

だけど、夫は自分の仕事しか見ていないと言うか、妻が稼ぐっていうことに良い感情を持っていない。その上、夫のひと言でふたりのあいだはセックスレス……。

 

子どももいないんだから、別れたらどうよ……」と思ったりします。

そして、大学生の洸太と恋に落ちる。

そして使う、お金、お金、お金。

相手のために、ふたりのために、自分のために、梨花はお金を使います。そのお金は、銀行の営業でまわった定年退職した人たちが梨花に預けたお金です。

 

この小説には、「お金」に関する様々な女たちが出てきます。

将来のために無駄使いは一切しない主婦や、自分が経験した子ども時代を自分の子どももたちに経験させることができないことを嘆くアルコール依存症の女性、そして働いてはいるけれど買い物依存性の女性など、読んでいるうちにどこかで自分に似ているかも……と思うことがあります。

 

そして彼女たちは、それぞれの結末を迎えます。梨花も、です。

角田光代さんの『紙の月』はすらすら読めますし、ANGIE世代にとって、これからの参考のためにもぜひ、読んでいただきたい本です。テレビドラマと原作はちょっと違っていたりもします。

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話は変わりますけど、テレビでお見かけする原田知世さんは梨花役にぴったりでしたが、浮気相手の大学生役の男の子がよくなかった……。

やっぱり浮気するのなら三浦春馬くんでしょう。「ここから出して」「お願い」「頼むから」なんて切ない台詞を吐かせてみたい、とひとりムフッと思ってしまうのでした。

 

Photo by Pinterest & 『紙の月』公式HP

かわの ももこ

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