ライフスタイル

2013.08.24 UP

30代は●●のレッスン途中だから悩んで当然だよね! というおはなし


L08

たとえば毎日、一生懸命、不倫に精を出している32歳の女性がいます。彼女は「不倫相手とは結婚するつもりはないけど、誰かと結婚したい」とこぼしています。

たとえば大学を卒業したあと、看護学校に入り直して、28歳で看護師の資格を得た35歳の女性は「やっぱり獣医さんになる勉強をしておけばよかった。これからもう一度勉強したいけど、仕事が忙しくて勉強どころではない」と言います。

 

30代。「オンナは30歳からだ」という言い方もあります。これはおそらく世の男性がつくったコトバであると見えて、なぜオンナは30歳からなのか? という理由を尋ねると、「性的に成熟しているし、拒否されるプレイが少ないから」という男性の意見が非常に多い。

 

「オンナは30歳から」というコトバを、もう少し知的に擁護するなら、「それなりに人生(理不尽なこと)を知りつつある年齢だから」と言えるかもしれません。

 

若い頃は、楽しければいい、箸が転げてもおかしい、努力次第で人生はどうにかなる……というような状況であったとしても、それなりに「人生」を考えるようになるのが30代だということです。

 

なぜ「人生」を考えるのか? 子どもができて家系(血統・命)が連綿と続くことを目の当たりにしなくとも、30代になると、夜中のお風呂で「あたしの人生はこれでいいのかな?」と思うこともあるでしょう。

 

その理由の1つは「努力しても、報われないことがある」ことを、30代までに多くの女性が知ることになるからかもしれない。もちろん「努力」に「無駄」はないので、いつかは努力が報われるのだけど、報われない努力だって、世の中にはたくさんある(矛盾した言い方ですが、こういうことでしょ?)。

 

では、30代でなにをすれば、多少なりとも「悩み」が軽くなるのか? 30代はなにのレッスンの途中なのか?

 

「じぶんを許す」レッスンの途中ではないかと思います。不器用に生きてしまっているじぶんを許す。思い通りにならない毎日を、どうすることもできない「じぶんを許す」。がんばりすぎてちょっとボロボロの「じぶんを許す」。

 

世の中には「30歳を過ぎてじぶんの親を許せないヤツはバカだ」という言い方をする人もいますが、他者を許すこととどうじに、じぶんを許すことも、なかなか大きな30代の「仕事」ではないでしょうか。

 

ひとみ しょう

ひとみしょう

(小説家/作詞家/ANGIEシニアライター)

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