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2013.09.12 UP

どこまで堕ちるか、女の人生!~絶望の先を見てみたくて~【第13話】


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すべての悪はセックスにあり?

「ルリちゃん、好きな人を独占したいという気持ちは当然のことなんだよ」と、とある方に言われました。

確かにそうなのかもしれません。現に私は時々、強がっていながらも、どうしようもなく苦しくなる。

それは独占欲のせいだ。私だけを見てほしい。見てくれない、悲しい……

その汚い感情が形となって、嘔吐したり倒れたりする。

 

私はこんなとき、なんために苦しんで、こんなにボロボロになって、……いったい誰と戦っているんだろうなあ、と思うわけです。

ヒカリちゃん? いや、彼女のことを考えると苦しいけれど、彼女を敵視したことは一度もない。憎いとも思わない。

では彼か? いや、ムカつくときはあるけれど、敵とみなしていたらとっくに離れているのです。

二股であっても、付き合う価値アリと判断しているから、こうしてまだ付き合っているわけですね。

 

だから私が戦っているのは私自身。

でも、これは、散々主張したように、私の選んだ道なのです。

それなのに苦しくてつらいという悩みは、本来お門違いなはず。

なぜ、私には邪魔者でしかない、独占欲なんて生まれるのでしょうか?

この謎の独占欲は「好きならば他に好きな人がいてもいーじゃーん」という私のおおらかな信念をくつがえす厄介なものなのです。

 

その独占欲を生み出すのは、私はズバリ「セックス」だと思っています。

私はかつて彼が好きだったけれど、決して「ああしてほしい」「こうしてほしい」という願望はなかった。

ただ一緒にいるだけでその瞬間が輝いて見えた。

裏にほかの女がいようがいまいが、あまり関係はなかったように思います。

でも会えば必ずセックスをする。セックスというのは、相手を自分の中に受け入れるということ。

セックスそのものをスポーツのように楽しめる境地にまでいかない私は、セックスを、どうしても相手をつなぎとめる手段のように思ってしまうのです。

 

子作り以外でセックスをするとき、それは、「大好きだから私といてね。これはご褒美のセックスだよ!」ということなのでしょう。

そうして多少なりとも精神を削ってセックスして「ホールド」しているのにも関わらず、結果ホールドできず、彼がほかの女ともセックスされてしまうのは、やはり悲しいことですよね。

それでもセックスとは厄介なもので、「あっちの女の方がセックスうまかったからしょうがないわね。がんばんなきゃ」とはならず、

自分の魅力、ひいては人格そのものを否定された、とも考えてしまいがちです。

 

誰かが、「男はセックスで女を殺せると思う」と言ってた気がします。終わった後の相手の態度次第で、自分の身を亡ぼすことができるまで傷つくことができる、ということでしょうね。

だからこそ、セックスに関しては割りきって考えましょう。相手を喜ばせるセックス、つなぎとめるためのセックスではなく、自分が楽しめるセックスをしましょう。

 

おかしなことをして、嫌われるのではないか、なんて今更恐れてなくても大丈夫。

だって二股なんてどうせ、嫌われたらそれまでの関係。あっちには帰る家なんて私以外にもいくらでもあるのです。

いつ帰られてしまうかも分からないこの状況をシビアにつなぎとめることばかり考えるよりも、一緒にいられる時間や、メールや電話をしている時に、好きだから楽しいと思える気持ち、それを大切にしたほうがよほど有意義なのです。

 

だから最近は、別にセックスしなくてもいいんだよなあ、と思うのです。

ただ、セックスしかしてこなかった私たち。それがないと会う理由がないので、どうしようかなって思ってるところです。

みなさんはどんなデートをしているのでしょうか?

長らく恋愛をしていなかった私には、それすらよく分からないのです。

ただ、一緒にひとつののものを作っている。それはどんなデートをするよりも、私にとっては幸せなのかもしれません。

 

Photo By Ravenelle

メルヘン 可憐子

メルヘン可憐子

(コラムニスト/エッセイスト)

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