ハピネス

2014.03.18 UP

なくなってみて初めて気づく「モノ」私を幸せにするアイテム


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車の免許もバイクの中型の免許も持っていますけど、どちらも使っていないので、ずっと「ゴールド免許」です。

電車の駅にも近いところに住んでいるので(徒歩13分のところ)活躍してくれているのは、自転車の「シルバーくん」です。何てことない、銀色のどこにでもある自転車です。よく見ると、サビも出てきています。

 

このシルバーくんは、なんとタダでいただいた自転車で、タダの割には一心同体、私が行きたい所に連れて行ってくれます。

鍵もあります。つけました。盗まれでもしたら、大変です。私もつらいけど、シルバーくんもきっとつらい……。100円ショップで買ったピンクの鍵をつけています。

 

まぁ、俺には似合いだけど、さ

そんな風に言っているシルバーくんの声が聞こえてきそうな気がします(あくまで、想像ですが)

 

シルバーくんの前は、「みどりちゃん」という自転車に乗っていました。

言うまでもなく緑色の自転車で、高級感というか気品というか、そこはかとなく「いい!」という感じを漂わせていました。値段は30,000円以上したと思います。

 

このみどりちゃんも本当によくやってくれて、緑のペンキがところどころ剥げ、パンクして自転車屋さんに「買い換えた方がいいよ」と言われるまで、一緒に過ごした一台です。

 

自転車って駐車場代はかかならないし、そこまで行くのにはとっても便利だし、何よりも一体感を感じさせてくれます。

これは自動車やバイクなどとは違った意味での一体感で、自分が漕がなければ目的地へはいけません。何よりも「運転している」感覚があるので達成感があります。

 

特に「しあわせ」というわけでもなく、そこにあることが当たり前、だけど「ちょっとしあわせかな~」と感じます。

そういう「モノ」ってどうってことのない日常の中に隠れてしまっているけれど、なくなってみて初めて気づく「モノ」としての大切さと言うのか、一抹の寂しさと言うか、そういうものを持っています。

こういうところは、別れた彼氏に似ているなぁ、としみじみ思ったりします。

 

さあ、今日はどこへ行くんだい?

シルバーくんの声は低く、それでいてよく通る声です(聞こえませんが)。

最初、銀行に行って、それからちょっとした買い物かな

だけどそんなことは口に出さなくても、ふたりの間ではちゃんと通じている。

 

 これからの季節は、最高です。桜の花びらが舞うなか、キコキコとシルバーくんを走らせている私がいる……ということで、春待ち遠しいこの頃です。

 

Photo by Pinterest

かわの ももこ

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