ライフスタイル

2014.03.12 UP

〜捨てられないのは瓶〜 私を幸せにするアイテム


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以前、とあるメーカーの広告の仕事をしていたとき、中に入れる液体より、それを詰める瓶の原価のほうが高いという事実を知って、おおいに驚いたことがある。

瓶にもいろいろあって、ちょっとマニアックな形をした瓶だと、瓶の製造工場に瓶を発注しても、ずいぶんと納品を待たされるという事実にも驚いた。

以来、モノを買ったら、箱や瓶を大事にとっておくようになった化粧箱に入っているラスクの原価より、化粧箱の原価のほうが高いということも、ままある話だと聞く。

 

我ながら貧乏臭いなと思うけれど、チョコレートが入っていた小さな化粧箱は、デスクの引き出しのなかで大活躍している。クリップとか輪ゴムは、買わなくとも自然と溜まっていき、ときに売りたいほどの量になるが、そういうものを整頓するときに、ラスクより高価な化粧箱があると、相当助かる。

 

引き出しは何十段もあるわけではないので、化粧箱は捨てることもあるものの、捨てられないのは瓶

ジャムが入っていた透明の瓶。小さな瓶であれば、よく洗って乾かして、たとえば塩を入れる。中くらいのサイズの瓶であれば、ペンをさすこともあれば、花を活けることもある。

塩を入れる容器など、キッチンにたくさんある。上蓋にSと書かれてある高価な塩入れもあるし、海外の蚤の市のようなところで購入した、犬が抱き合っている塩入れもある。

こちらは、白い犬と黒い犬が抱き合ってひとつの置き物のようになっており、片方に塩を入れて、もう片方にコショウを入れるようになっている。入れたものは犬の目から出てくる仕掛けになっている(シュールだ)。

いろんな塩入れがあるものの、瓶に入れるのが一番しっくりくる。

 

思うに、瓶がしあわせをもたらすポイントは透明であることだろう。なぜぼくが透明なものに心惹かれるのか、よくわからないのでこれで筆を置くしかないが、たぶん透明であるからだろうと思う。

 

Photo by Pinterest

ひとみ しょう

ひとみしょう

(小説家/作詞家/ANGIEシニアライター)

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