ハピネス

2016.07.27 UP

「音風水(おとふうすい)」愛が深まる・運気が高まる!花火の楽しみかた【7月28日〜8月1日】


7月も終わりですね。7月28日~8月1日頃は第三十五候「土潤いて溽し暑し(つちうるおいてむしあつし)」。土が湿り、蒸し暑さが増す時季。

生い茂った夏草が強い陽射しに照らされて、熱を発することを「草熱れ(くさいきれ)」「草の息」と呼ぶそうです。夕方になれば陽射しから解放されて、草や小さな生き物たちも、私たち人間と同じようにほっと安らぐのでしょうか。

 

夏の夜の楽しみといえば、花火ですね。この時季、全国各地で花火大会が行われます。

皆さんは「音風水」という言葉をご存じですか? 音によって風水的な開運効果を得ること。じつは花火の音には開運の効果があるといわれているんですよ!

今年は音も意識して、花火を楽しみましょう。今日は「カラダで味わう」「ココロで感じる」と題して、日本の夏を彩る「花火」をご紹介します。花火で運気を高め、愛を深める、暑~い夏を!

 

七十二候とは?

時間に追われて生きることに疲れたら、ひと休みしませんか? 流れゆく季節の「気配」や「きざし」を感じて、自然とつながりましょう。自然はすべての人に贈られた「宝物」。季節を感じる暮らしは、あなたの心を癒し、元気にしてくれるでしょう。

季節は「春夏秋冬」の4つだけではありません。日本には旧暦で72もの豊かな季節があります。およそ15日ごとに「立夏(りっか)」「小満(しょうまん)」と、季節の名前がつけられた「二十四節気」。それをさらに5日ごとに区切ったのが「七十二候」です。

「蛙始めて鳴く(かえるはじめてなく)」「蚯蚓出ずる(みみずいずる)」……七十二候の呼び名は、まるでひと言で書かれた日記のよう。そこに込められた思いに耳を澄ませてみると、聴こえてくるさまざまな声がありますよ。

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【花火の歴史】日本の花火は、隅田川から。

花火のルーツは諸説ありますが、中国にその原点があると一般的にはいわれています。日本ではじめて花火を見たといわれているのは、徳川家康。それ以前に、伊達政宗が花火を見ていたという記録も残っているようですが、定かではありません。仙台で暮らす私としては、伊達政宗であってほしいなと思います(笑)。

さて、花火は江戸で大流行しましたが、花火による火災も発生。江戸幕府が、花火禁止令を出すほどだったそうです。1733年に時の将軍徳川吉宗(よしむね)が、飢饉と疫病を祓うための花火を打ち上げました。これが「両国の花火(現在の隅田川花火大会の前身)」のはじまりとなったそうです。

両国の花火が全国に広がり、全国各地で花火大会が行われるようになりました。花火には厄払いの意味はもちろんのこと、飢饉と疫病の犠牲者たちへの鎮魂の意味が込められています。

 

今年は「カラダ」で味わってみて!

「音あって形なし」。夜空に咲く火の花は、あっという間に散っていきます。

もしも花火に音がなかったらどうでしょう? 想像してみてください。それはそれで美しいと思いますが、やっぱり物寂しい感じがしませんか?

花火の魅力は「ヒュ~~~~~、ドン! パチパチパチパチ」とお腹に快く響く、あの大きな音。実は、花火が打ちあがるあの音には厄払いの効果があるんだそうです。

ちなみに夜空で火の花が開くまでに奏でられる「ヒュ~~~~」という音は、花火玉につけられた「笛」の音。「ドン!」という音の前の「ヒュ~~~~」という音で、私たちの期待感もぐっと高まりますよね。

元気をチャージしたいという皆さんは、花火大会で思いっきり歓声をあげて、思いっきり笑いましょう。花火が打ちあがった瞬間、大人たちも「おお~~っ」「わーっ!」と歓声をあげて拍手をしたりしますが、お腹の底からみんなで大声を張り上げられる花火大会は憂さ晴らし、またとないストレス発散のよい機会になります。

 

「ココロ」でも感じられる花火

カラダじゅうに響く、打ち上げ花火の華やかな音もいいですが、線香花火の「パチパチパチ」という消え入りそうな音もまた、味わい深いものがありますね。

線香花火の短い一生には、それぞれ名前があります。火をつけると、命が吹き込まれたように火の玉が大きくなっていく姿は、花を咲かせる前の「蕾(つぼみ)」。「パチッパチッ」と火花が散りだす姿は「牡丹(ぼたん)」。やがて勢いを増して飛び散る火花は「松葉」。そして火の花が一本、また一本と落ちてゆく「散り菊」

「夏の思い出は?」と聞かれて、恋人や友人と楽しんだ線香花火をあげる人も多いのではないでしょうか?

しゃがみこんで、身を寄せ合いながら線香花火に火をつける。やわらかな火灯りに照らされて、「パチパチパチ」というかすかな音にふたりで耳を傾けるひととき。恋の花も咲くかもしれません。気になっている人がいるならぜひ、この夏一緒に線香花火を。

 

「わび・さび」をたのしむ余裕を。

じつは、夜空に火の花がパーッと開いたときより、スーッと消えた後のほうが、人の脳波がリラックスするといわれているそうです。花火の美しさは、消えゆくところにありますね。

消えた後の余韻さえも、楽しむもの。春の桜、夏の花火と、消えゆくものを愛でる日本人の「わび・さび」という美学。すてきだと思いませんか?

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【参考】『二十四節気と七十二候の季節手帖』山下景子/成美堂出版

三浦奈々依(みうらななえ)

三浦奈々依(みうらななえ)

神社仏閣ライター・フリーアナウンサー・カラーセラピスト

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