2014.02.08 UP
三日坊主ウエルカム!資格取得のための勉強が続かない女性へ!
早いもので2014年の立春が過ぎ去り、暦の上では春到来といった季節となりました。
「やりたいことリスト」作りを推奨するカウンセラーさんたちの声も、どこ吹く風。わたしのようにぼぉーとしていると1年なんてあっという間ですよね。
申し遅れましたが、このたびアンジーにて寄稿させていただくことになりました、明(あき)です。好奇心旺盛なメモ魔の習性を活かし、仕事に家事に奮闘する日々を過ごしております。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、新年の目標といえば某通信教育のCMのように、資格取得をお考えの方も多いかと思います。各団体が認定する民間資格とそのための資格スクールは多数存在し、スクールに通う場合は時間や費用のことも気になりますよね。独学も通信講座も、強い、カタい意志が必要となります。
ということで、今回は資格選びの指南書「資格をお金に換える方法」(高村祐規子/中経出版)を参考に、資格を考えたときにぶち当たることについて、考えみたいと思います。
チャンスは人が運んでくれる
<『いま、この仕事ができているのは、あの人の出会いがあったからだ』。こうした人との仕事上でのつながりについては、私に限らず、独立して仕事をしている人のほとんどが、心当たりあるのではないでしょうか。チャンスは、人が運んできてくれます。だからこそ、副業や独立を考えているのであれば、意識して社外の知り合いを増やす努力をする必要があります。>
いくら高いスキル、難しい資格を手にしていても、プライドが高く、周りの方と良好な関係が築けない人は、運(チャンス)を味方にすることができません。紹介やご縁から仕事に恵まれる方は、目の前の人を大切にしています。
朝活、交流会などに参加し、社外の人脈を広げることで、自分の視野も広がり、様々な生き方をする仲間に出会えることでしょう。
「できないこと」より「できること」にフォーカスする
<資格をとれる人は、寸暇を惜しんで勉強をしている。これは紛れもない事実です。では、資格がとれる人と途中であきらめてしまう人の差は、どこにあるのでしょうか。
それは「できること」にフォーカスするか、「できないこと」にフォーカスするのかの違いです。
「できること」にフォーカスする人は、たとえ時間がないときでも、「朝1時間早く起きれば勉強にあてられる」「通勤時間や昼休みの20分を勉強にあてられる」といった発想をします。しかし、「できないこと」にフォーカスする人は、「今週は忙しいから勉強できない!」と、できない理由ばかりあげがちです。>
好きでなければ、何事も続きません。TOEICハイスコアや難関資格を持っていれば転職に有利かもしれない。そんな理由では「忙しいから」と言い訳ばかりしてしまいますが、本当に必要な勉強ならば、寝る間を惜しみ、通勤時間さえ無駄にしたくないと、勉強時間を作ることに目を向けるようになります。
三日坊主でもOK! 5日目に再開すればいい
<三日坊主は悪いことばかりではありません。少なくとも3日前よりは進歩しているはずです。ゼロではありません。たとえば、英単語の暗記が三日坊主で終わってしまったとしても、3日目までに覚えた英単語は覚えているはず。落ち込むヒマがあったら、5日目に暗記を再開すればいいのです。>
休み休み勉強するより、毎日の勉強を継続した方が効果がありますが、風邪をひいたり、心がお休みしたい日もありますよね。三日坊主を経験すると、自分の意志の弱さを責めたり、罪悪感をもってしまいがちですが、立ち止まったときは最初に決めた目標や動機を思い出しましょう。
1万時間続ければ誰でもプロになれる
マルコム・グラッドウェル氏は『天才!成功する人々の法則』(講談社)という著者の中で、こんなことを述べています。
<人が何かに習熟して一流になるのにかかる時間は「累積1万時間」。つまり、人が何かを身につけて、その道のプロになるには、1万時間の努力を続ければいい、ということになります。>
いかがでしたか?
新しい世界へ挑戦することは、誰にとっても勇気のいることです。更なるステージを目指してキャリアの延長上にある勉強をしようとされている方や、再就職を目指している方も、資格を取る前に一度立ち止まって、ビジョンと想いをいま一度、再確認してみてはいかがでしょうか。
そして言わずもがなではありますが、始めるのに遅いなんてありません。
Today is the first day of the rest of your life.(今日が一番若い日)
「いまさら」なんて気持ちに蓋をしないで、自分らしい生き方を選択できる読者の皆様を応援しています。
※ 参考 『資格をお金に換える方法』高村祐規子(中経出版)
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吉田 明代
(フリーライター/コラムニスト)