ハピネス

2014.02.08 UP

彼氏が週2で泊まりに来る「彼氏に依存は本当にダメなこと?」


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ちょっと前までの私は、友達が「彼氏が週2回の頻度で泊まりにきている」などと言おうものならちょっとあんたそれ彼氏に依存しすぎてるんじゃないの~? 泊まりってことは、実質、週に4回会ってるってことになるんだよ! 週の半分以上も一緒にいるって、それ彼氏依存だよ」と、鬼の首をとったかのように攻撃していました。

「私は月に1回、もしくは会わないときもある。でもその位がちょうどいい」なんて言って、悦に浸っていました。依存しないワタシ、カッコイイ、みたいな。

 

でも考えてみたのですが、依存というのは、「会う頻度」の問題ではない。

月に1回しか会っていなくても、残りの29日、30日を彼の事ばかり考えて生きていたら、それは立派な依存だし、逆にたとえ同棲なんかしていたって、お互いまったく干渉をしなければ、それは依存しているとは言えなさそう。

 

依存は、決して距離や時間の問題ではないみたいです。

たぶん、心持ちの問題。

 

ここで話は少し変わりますが、昨今、自立した女性は素晴らしい、という風潮があります。

いつまでも腰かけOLのようなことをして、グダグダと婚活に勤しんでいる女性や、ダラダラ家事をする主婦を、さもイケていない女性かのように見て「彼女たちは寄生することしか考えていない……」などと叩き、一方、自分にしかできないことを仕事にして、独身であってもすっくと胸をはって生きている女性のことを、「カッコイイ!」、「憧れちゃう」などと称賛する風潮。

だからこの『ANGIE』においても、そういう自立した女性にばかり焦点を集めて記事を書いたり、インタビューを行ったり。かくいう私もそれをやってきました。

 

たしかに、自立して生きる女性はかっこよく見える。

でも反対に、依存する生き方って、そんなにダメなことだったんだっけ? と思うことがあります。

 

依存を全く必要としなくなったとき、人は他者を介入しなくても生きていけるようになる。それを「自立できてる女性、かっこいい!」というのかもしれないけど、そうなると結婚も恋愛も意味が薄くなる。

 

ある男性が私にこう言いました。

俺は彼女と別れても、悲しくはない。でも彼女がいれば、ひとりでいるより楽しいから、付き合っているんだ」と。

確かにそれは理想だけど、いなくなっても悲しくない人と付き合っていて、何か得られるものはあるのかなあとも思います。失った時の喪失感の大きさこそが、イコールあなたが得てきたものの大きさなのに、と私は思うのですが……。

 

人は人といる限り、少なからず相手から何かを吸収しようとする。それが好きな相手であればあるほどに。そうして自分の中に入ってきた相手の一部を受け入れ、調和して生きていく。

言い方を柔らかくしましたが、その調和こそが依存と置き換えられそう。

 

自分の中で受け入れ、解けていったものは、自分の一部となり、そう簡単には引きはがすことができない。だから失ったときは自分の一部がもぎとられたような気がして、苦しくて悲しくなる。

「ああ、私こんなに依存してたんだな」と思う。でもそれはきっと、悪いことではない。

 

依存しがちな女性を、鬼の首をとったかのように叩く風潮。依存を恐れて、言いたいことも何も言えない関係になっていませんか?

あなたがいないと私の世界は暗くなる」と思うことは、そこまでおかしな話ではないと思うのです。

 

このようにして私たちは、支え合いと依存のはざまに揺られて、うまくやりくりして生きていくのです。

 

Photo by pasotraspaso

メルヘン 可憐子

メルヘン可憐子

(コラムニスト/エッセイスト)

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