ライフスタイル

2014.01.31 UP

深く考えすぎないで、動いてみる!やってみたら、知らないうちに行きたい方向に動くから。【刺しゅう作家・永松華織さん・インタビュー・最終回】


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結婚、出産、仕事……30代のデリケートな女史のココロは、ゆらゆら不安定。このままでいいのか? 30代のワタシ。

そんな悩める子羊ならぬ、いつの間にか、悩めるいいオトナになってしまった女史のみなさまへ向けて、同世代のいろいろな場所で活躍している女性の生き方や考え方をご紹介します。Yahoo!JAPANのwebエンジニアから一転、カワイイ動物モチーフの小物を作る、刺しゅう作家の永松華織さんのインタビューの最終回は、作品の誕生秘話から出産のエピソードまで、おもしろいお話がいっぱいです。

 

フレンチブルドッグの口のたるみに、強烈に感動!して作る。

-作品は、どのようにして考えますか?

 

モチーフは、馴染みがある猫や犬のペット系や、映画やその時に流行している動物から持ってくることが多いですね。あと面白いって思える動物、自分が何か強烈に感動した動物じゃないと、作れないです。写真とか色々探したりする中でも、本当に強烈に感動した写真で作る。例えば、フレンチブルドッグだったら口のたるみにすごく感動して!

 

―口のたるみに感動ですか?

 

そう! かわいいー! って、ここのたるみがすごいって思って。その感動を表現しようと思って動く感じです。想像はあまりなくて、写真の動物の表情に忠実に作っているつもりです。

 

―作品を作る時は、試行錯誤して何回もやり直したりしますか?

 

だいたい最初の刺しゅうをして、あるかないか決めて、その後、デザインはそこまで変わらないですね。最初がだめだったら、もうそれは作らないです。

 

―結構、諦めがはやいタイプ?

はやい、はやい! 一応作って、何か違うなーって思ったら、壁などに貼って、通る時に見たりはします。それで改善点が思い浮かばなかったら、もうだめ、ないですね。最初が大事。

 

-(写真の)フェイクファーのiphoneカバーは、すごく人気がありますよね。苦労した点はありますか?

 

これは、全部苦労してます。まず、毛を抑えながら刺繍することが、結構、大変なんですよね。あとは、カメラなどの穴の位置をミリ単位で詰めて、試行錯誤しながら、サンプルをたくさん作りました。女性だけでなく、男性にも使ってほしいです。

 

(写真家のGOTAさんが隣から)使います! 持っていると、女のコ受けしそうだよね。

 

そうそう、これを持っていると、結構モテる(笑)。

 

(GOTAさん)僕は32歳ですが、35歳近くのおじさん(笑)になってくると、突然「リラックマ」が好きになったりとか、カワイイ系が気になってきました。毎日「リラックマ」の動画を見たり……。今までカッコイイものが好きだったのが、急にカワイイものが好きになったり。

 

-癒しを求めているんじゃないですか?

 

歳をとって、ホルモンバランスが変わってきたんじゃ?

 

深く考えすぎないで、動いてみる! やってみたら、知らないうちに行きたい方向に動くから。

-最後に、私も含め、世の中の30代くらいの女性は、仕事や結婚、出産など悩み多きお年頃だと思いますが?

 

私も敏感なお年頃なので……、友達とかにもホント、意見できないんですよ。でも、悩むんだったら、何かとりあえず、小さいことからでも始めればいいと思うんですよね。やっていたら、絶対そういう方向に知らないうちに、動いてると思うんですよね。なので、始めるのが一番だと思ってます。

 

-考えるよりも、ちょっと何かやってみるみたいな?

 

というか、あんま考えない方がいいテーマだと思います、私は。

 

-深く考えるんじゃなくって?

 

そうそう、出産とかは特に。私も漠然と35歳くらいでいいやとか思ってたんですよ。で、けっきょく32歳で産んだんですけど。なんでかっていうと、その時に、病院でたまたま出産の話になって、私が「35歳ぐらいでいいですよね?」って言ったら、その先生に「そんなんじゃ産めなくなるよ」みたいなことを言われて。「そうか~」って思って、次の月ぐらいにはもう妊娠してたんですけど。

 

-えっ、早くないですか!?

 

何か、もうそんなものだと思うんですよ。そういう話を聞いて頭が切り替わったら、もうそれでいいんじゃないかって思います。何かもう、何が起きてもしょうがないかなみたいな。

 

-まさに、やってみないと始まらないみたいな?

 

うん、何か始めるっていうことがいいことだと思います。行き当たりばったりの人生ですけど、私の場合。

 

永松華織(ながまつ・かおり) 雑貨、アクセサリーブランド「KEORA KEORA(ケオラ ケオラ」の刺しゅうデザイナー、作家として活動。webエンジニアをしていたときに、webに載せていた刺しゅう作品をパリのバイヤーが見つけてくれたことにより制作活動を開始。リアリティのある毛並みの顔の刺繍、表情に特徴のある動物を作り、セレクトショップ・雑貨店で販売。1児の母でもある。

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Photo by GOTA

いわた あきこ

いわた あきこ

ファッションデザイナー/ファッションライター

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