ハピネス

2014.01.30 UP

なかなか行動にうつさない人って多いなと思うんですけど、してしまったらどうにかなるから。【刺しゅう作家・永松華織さん・インタビュー・第2回】


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結婚、出産、仕事……30代のデリケートな女史のココロは、ゆらゆら不安定。このままでいいのか? 30代のワタシ。

悩める子羊ならぬ、いつの間にか、悩めるいいオトナになってしまった女史のみなさまへ向けて、同世代のいろいろな場所で活躍している女性の生き方や考え方をご紹介します。
Yahoo!JAPANのwebエンジニアから一転、カワイイ動物モチーフの小物を作る、刺しゅう作家の永松華織さんのインタビューの第2回目です。みなさま悩みの種でもある、結婚や育児について、聞いてみました。

 

育児は、わからないことだらけ!でも、子どもがいると、不思議とパワーが出てきて、がんばれる。

-普段の生活や仕事で、大切にしていることや意識していることはありますか?

 

仕事と育児で、結構時間がパツパツなので、仕事に全部自分をもっていかれないようにすること。子どもがいることによって、子どもにも支配されないようにすること。人間関係や趣味とかも、今まで続けてきたことを続けることが、作品がブレないことにつながると思います。

 

-生き方についてですが、20代とくらべて、30代は何か変わりましたか?

 

20代の時は、30代ってすごく大人に思えていました。でも、全然想像もつかないくらい、30代は30代の問題にぶち当たって、それを解決することを繰り返しているので、あんまり感覚的には変わっていないです。でも、20代の時は目の前のものしか目に入らなかったけど、30代はその先を考えて、理想とか目標に向かって進めるように意識がなっているのかなとは感じますね。

 

-30代になってからの問題は、具体的に何がありますか?

 

まず、育児です。初めてなので分からないことだらけですし、育児にプラスして子どもにこれから必要になるお金とか考えて、現実的なことばっかりですね。

 

死ぬ時に人生頑張った方が後悔しないから 。頑張れた時期は、自分の宝物になる。

-育児と仕事のバランスはどのようにとっていますか?

 

時間で区切るしかないと考えています。保育園に行くまでと保育園から帰ったあとは、子どものことしかしない。あと土日も家族優先でする。でも、子どもを預けている間や寝ているときは、仕事をして……という使い方をしていますね。たとえ仕事で疲れても、肩が痛くなったりしても、保育園に子どもを迎えに行くと、不思議な別のパワーが出てきて、家事や育児がちゃんとできるんですよ、意外と。

 

-守るべきものがあると、強くなれるみたいな?

 

なんなんですかね? 母性本能なんですかね。もともとの性格は、こんなに頑張る人じゃなかったんですけど。ちょっと最近思いますね、「何でこんなに頑張ってんだろう?」って。でも、死ぬ時に人生頑張った方が後悔しないから。頑張れた時期って多分あとあと自分の宝物になると思うんで、そういう時期があってもいいと思います。私も結構、足踏みしますけど、でも行動した方が良かったなっていうことが多いと思うんです。

 

結婚して、みんなで生きていると実感!つらい時にも一緒に前に進める。

-世間は、婚活ブームとか言われていますが、永松さんの結婚のきっかけを教えてください。

 

会社員時代に体調を壊したときのパートナーが、今の旦那さんです。そのとき、私は、会社を辞めて、手に持っていたものを全部なくしたような感覚でした。つらい時に、一緒に前に進むことが出来る人だなっていう風に思ったので、病気が治った時に自然と結婚する流れになったっていう感じですかね。3年くらい付き合って、結婚しました。

 

-支えてくれたのが大きかった?

 

そうですね、お互いにその時、前に進むように頑張ってやってこれたので、絆はできていると思えました。みんな身構えて結婚や出産とか、なかなか行動にうつさない人って多いなと思うんですけど、してしまったらどうにかなるから。子どもが欲しいんだったら、どんどん若くても産んでいいと思うし。もし、お金で不安があっても、そういうのを助けてくれる国の制度もあるし、どうにかなる。どうにかなる絶対!

 

-結婚して、変化はありましたか?

 

うーん、基本的に結婚や出産をしても、自分は変わっていないと思っています。独身時代からの友達付き合いもありますし。ただ、やっぱり安心感みたいなものがあって、恋愛で悩まなくなるっていうのがいいところだとは思います。
その反面、結婚すると、社会的なルールだとかの現実が押し寄せてきて大変ではありますが、独身の時に1回離れてしまった親とまた近くになれたっていうのはやっぱり結婚したからかなっていう風には思いますね。家族を思いやれる生活になったというか、「みんなで生きてる」っていう感覚ですよね。

あと、自分主体じゃなくなった感じですかね。今まで独身の時は、人生の中で自分が主人公だったんですけど、特に娘が生まれてからは、もうそうじゃないなって思います。

 

-家族がモチベーションにもなって、自分の仕事にも頑張れるのですね。今、永松さんは34歳ですが、これからの残りの30代と40代をどういう風に生きていきたいですか?

 

30代はまだまだがむしゃらに!でも、周りを見ながらちゃんと生きたい。

30代は、今のスタンスで作品をたくさんの人に見てもらえるように動きたいです。個人の仕事なので、ひとりだけ突っ走らないように、周りを見ながらちゃんと生きていきたいです。

 

-そして、40代は?

 

40代は、もうちょっと安定して、子どもの見本になれるような大人の姿を見せたいとは思っています。30代は、まだまだがむしゃらな時期だと思うんですけど、40代はもうちょっと落ち着いてどっしりしておきたいですね。

 

永松華織(ながまつ・かおり) 雑貨、アクセサリーブランド「KEORA KEORA(ケオラ ケオラ」の刺しゅうデザイナー、作家として活動。webエンジニアをしていたときに、webに載せていた刺しゅう作品をパリのバイヤーが見つけてくれたことにより制作活動を開始。リアリティのある毛並みの顔の刺繍、表情に特徴のある動物を作り、セレクトショップ・雑貨店で販売。1児の母でもある。

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Photo by GOTA

いわた あきこ

いわた あきこ

ファッションデザイナー/ファッションライター

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