2013.12.29 UP
女性のオシャレな部屋【インテリア好きのお手軽アート入門vol.1】
みなさん、「芸術・アート」は好きですか? なんか「難しそう」とか「余裕のある人が楽しむもの」なんてイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。
たしかに、私も学校の授業では絵をこむずかしい言葉で説明されて、よくわからずに眠くなった……という経験があります。でも、そんな意味不明な説明は必要ありません!
例えばあなたは、洋服やインテリアを選ぶ時、その背景までじっくり理解してから買いますか? 「かわいいから買う!」「なんか気に入ったから欲しい!」。
アートもそれでいいんです!難しく考えないで、部屋にお花を飾るみたいに自由に楽しんじゃいましょう。
今回は、私も大好きなインテリアに合うオシャレなアートをご紹介しますので、大掃除をしてキレイになったお部屋に飾ってみては、どうでしょうか?
では、さっそくご紹介しましょう!
夕日? ゆ~ひ? 1枚、飾っときますか?
マーク・ロスコ(Mark Rothko)1903-1970(ロシア、アメリカ)
マーク・ロスコと言えば、有名なのは、このシリーズです。
四角いキャンバスが、ぼやけた四角く塗られた色や線で分けられています。カンタンに言ってしまえば、はい、それだけです。
私は雑誌で初めてこの絵を見たとき、深みのある色の重なりになんだかわからないけど、すごく惹きつけられてしまいました。
評論家はよく、作者の生き方や時代から、精神性を語りますが、まずは、子どものように自由に感じればよいと思うのです。そして、気になると、自然ともっと深いところまで知りたくなるものです。まさに、恋愛と一緒ですね。
もっと知りたくなった人は、日本ではDIC川村美術館に「ロスコ・ルーム」があるので、お出かけしてみるのはどうでしょうか。
作者は作品が「どういう環境に飾られるか」ということにすごくこだわりを持っていたそうです。絵をみるというよりも、空間全体を感じるという考え方を大切にしていたことが伝わってくると思います。
休日にひとり、何も考えずに、ぼぉ~っと空間を楽しんでみるのも贅沢な時間の過ごし方ですよね。また、こちらの美術館には、広い自然がいっぱいのお庭があるので、絵をみた後にゆったりお散歩も楽しめますよ。
好きな絵をお部屋にも飾りたいと思ったなら、こんなインテリアと合いそうですね。
シンプルな空間にロスコの絵が引き立って、一気にオシャレなお部屋になりそうです! 飾る空間にとてもこだわりを持っていた作者ですから、いつもキレイに、掃除には手を抜けませんが(笑)
いかがでしたか? アート=デザインと考えれば、全く難しいことなんてありません。テーブルに好きなお花を飾るようにアートを飾ってみると、心にうるおいが生まれて、ステキなハッピーライフがおくれそうですね!
Photo by Pinterest

いわた あきこ
ファッションデザイナー/ファッションライター