趣味

2015.08.09 UP

最近話題の「LGBT」 カミングアウトできない事情って?


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「僕、実はゲイなんだ」。あなたはこんなことを言われた経験はありますか?

最近ホットな話題である「LGBT」。実はこれ、レズビアン(L)、ゲイ(G)、バイセクシュアル(B)、トランスジェンダー(T)の頭文字から成る、多様な性を表している言葉なのです。

その中で他人に本来のアイデンティを表明することを「カミングアウト」と言います。

LGBTが抱えている一番大きな問題、それはカミングアウトができないということ。実はこれ、誰にとっても意外に身近な問題なのです。

 

日本の中で20人に1人はLGBT!

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電通総研が2012年におこなったLGBT割合調査の結果、約20人に1人が「自分はLGBTだ」と回答しました。

その割には周囲にあまりLGBTだと言う人がいない気がしますよね。

たとえ親しい友だちには素直にカミングアウトができても、両親にはカミングアウトできないという人が多いそうです。

我が子の結婚や出産を願う両親は多いので、確かにカミングアウトはしにくいですよね。

 

「不安」と戦うのはみんな一緒

Man and woman holding hands at a table

それではカミングアウトされる側としてはどうでしょう?

いざ打ち明けられても、「いきなり言われても困る」と思う人が多いのではないでしょうか。

カミングアウトをされる側も、同性愛者がどういうものなのかよく分からないと不安を感じるもの。理解し、受け入れる事が難しい場合もあります。

 

LGBTの活動を行っている矢部文さんによると、こんな事例があったそうです。

息子に自分はゲイだとカミングアウトされた母親が「私は良いけどパパには絶対に秘密ね」と言ったため、息子はいまだに家族全員にカミングアウトができずにいるのだとか。

家族の中に作らなくてもよい秘密が出来てしまったのです。母子が時間をかけて父親にLGBTのことを理解してもらう努力をしていたら、もう少し違ったことになっていたかもしれません」と矢部さんはコメントしていました。

知らないからこそ理解ができない、だから不安になる。

これは同性愛者でも異性愛者でも、誰もが共通する気持ちなのかもしれませんね。

 

だからこそ知る必要がある!

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それでは一体どんなLGBT活動が行われているのでしょうか。実は、活動を行っているのは当事者だけではないのです。

4月に代々木公園で行われた「TOKYO RAINBOW PRIDE」のパレードやイベントでは、LGBTの人々を含む約20,000人が来場。カラフルな旗や風船を持ち代々木公園を盛り上げました!

また矢部文さんが活動中の「PEFLAGS NYC APIプロジェクト」は、カミングアウトした子供をもつ親のサポートや、コミュニティー啓蒙活動などを中心に活動している団体です。

6月26日にアメリカで可決されたアメリカ全州での同性婚法案も含め、いま世界中でLGBTの活動が増えています!

 

実は当事者の親でもある矢部文さんは、LGBTに対してこのようにコメントをしています。

「自分のアイデンティティに忠実に生きようとする我が子を応援する親が増えれば、日本でもカミングアウトするLGBT当事者が増えるのではないでしょうか。そうすればLGBTは別に特殊なことではないと、誰の目にも明らかになるはずです」

 

LGBTは意外にも身近な問題で、将来自分の子供がカミングアウトをする可能性も十分あります。

そのとき不安な気持ちに負けないように、やはり知ることが大切ですね。

一人一人が少しでも生きやすいと感じる、そんな社会を作っていきましょう。

アンジー編集部

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