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2014.05.23 UP

心が疲れた人や落ち込んだ人に希望を与える「正統派」の映画!


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心が疲れてしまった人や落ち込んでしまった人にぜひ見ていただきたい映画『17歳のカルテ』をご紹介します。

これは精神病院を舞台にした60年代後半の映画です。2000年に公開されました。スザンナ・ケイセンによる自伝を、ウィノナ・ライダーが惚れこんで映画化したものです。

 

多量のアスピリンとウォッカを飲み、自殺未遂を起こしたとして、スザンナ(ウィノナ・ライダー)はクレイモア精神病院へ入ります。

そこで顔に火傷を負った人や、鶏肉と下剤しか口にしない人、病的なうそつきな人、体重が33キロの拒食症の人など様々な少女に出会います。

 

そこに、アンジェリーナ・ジョリーもいるわけです。

このアンジーはリサという役なんですけど、登場からすごい、というか、そのオーラに釘付けになってしまいます。精神病院の女王様のような存在なんだけど、繊細で傷つきやすさも持っている。どっしりと構えているように見えて、切なさもある

このリサ役で、アカデミー賞の助演女優賞を取ったんですから、演技力もすごいものを持っています。

 

このWebサイトの『アンジー』も、アンジェリーナ・ジョリーが下敷きに置かれています(知ってますよね?)。

アンジーと比較して、ウィノナは全然良くないって書かれていますけど、30代で18歳の役をやっているところもすごいし、なんと言ってもあの大きな目で演じています。

 

この精神病院は、他と違ってみんな自由に煙草はぷかぷか吸っているし、秘密の通路を使ってボーリングをしたり、精神科の先生の部屋に入って自分たちのカルテは見たりとやりたい放題。まるで女子校の生徒たちを見ているような気になってきます

境界性パーソナリティ障害である「ボーダーライン」って、スザンナはカルテに書かれている。

 

普通の人と患者のボーダーラインって、ごくわずかなものだと気づきます。正気と病気のボーダーラインって曖昧で、たいして自分たちと変わらないんじゃないか。みんな、本当の自分を隠しながら生きているし、「これが、私だ」って言えるものなんて何もない、と思えてきます。

 

たぶん、全く共感できない人と、部分的に共感できる人と、観た途端、涙を浮かべる人がいるな、と思います。

心が疲れてしまった人や、希望もなにも見えない人、すごく落ち込んでしまった人たちに、ぜひ、観てもらいたい映画です。

 

「17歳」というのは、日本のマスコミが使った「キレる17歳」からきたそうです。この映画にはどこにも17歳という言葉は使われていません。

 

出ている役者たちがいいんです。

アンジーの実のお父さんのジョン・ボイトが学校の先生役で出ているし、ウィーピー・ゴールドバーグが看護師長役だし、バネッサ・レッドグローブも精神科のお医者さん役で出ています。

 

「夢と現実が混乱したことはある? お金があるのに万引きしたり、落ち込んだり、現実と実感がズレていたり、私が異常になったのか、60年代のせいか、ありがちなただのつまずきか」

スザンナが最初に言う台詞です。深い、と思います。

 

Photo by Pinterest

かわの ももこ

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