趣味

2014.03.01 UP

どうして女の子はキレイじゃないといけないの?


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昔から「失恋したら髪を切る」とはよく聞きますが、私も最近失恋したとき、一番はじめに外見を変えました。

髪を切り、カラーをして、パーマをかけ、続いてまつげエクステに行き、服も新しいのを買いました。正直、外見をどれだけ変えても、可愛くなった自分を一番見てほしい彼はもういないわけで、「恋の痛手」は1ミリたりとも消えなかったのですが。

 

でも外見を変えることで、鏡に映った自分のことを嫌いにならなくてすんだことは良かったです。おしゃれした自分を見て少しだけ自信を取り戻し、「絶対いつか彼が後悔するくらい、素敵な女性になってやる!」と決意できたのも、進歩だったかもしれません。

 

そう、女性は誰でも、「美しくなる」ことで自信をつけ、お姫様になることができる生き物です。それはたぶん、子どもでも大人でも、ヲタ女子でも、万人共通で、変わらないと思います。

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※ 東村アキコ『海月姫』1~13巻<以下続刊>講談社(2009)

クラゲのドレスで世界を変える!?

今回ご紹介したい漫画は、オシャレに縁のなかった女子たちと、美形な女装男子が繰り広げるドタバタファッションコメディーです。主人公は月海(つきみ)という18歳のクラゲオタクの女の子で、「天水館」という昭和レトロな建物に住んでいます。

そこは男子禁制の館で「オシャレ人間は天敵」、「人生に男を必要としない」をモットーに掲げる、自らを「尼~ず」と名乗る腐女子たちが暮らしています。恐らく30代前後だと思われる彼女らは皆、三国志オタク・鉄道オタク・枯れ専……と個性豊かな面々で、親からの仕送りのみで暮らしている、ニートでもありました。

 

ですが彼女たちは、女装をしたファッション大好き美少年・政治家一家の次男坊「蔵之介」と出会い、少しずつ変わり始めます。

彼女たちが暮らしている「天水館」に取り壊しの危機が訪れ、蔵之助を筆頭に“クラゲ”をモチーフとしたブランド「Jellyfish」を立ち上げ、天水館を買い取るべく奮闘していくことになったからです。

ファッションに無縁だった「尼~ず」の女子たちが作るクラゲのドレス。多くのブランドが立ち行かなくなるとても厳しいファッション業界で、「Jellyfish」はどんな一石を投じ、またそのドレスを着る人にどんな思いをもたらすのか、ぜひ注目してみてください。

 

私は『海月姫』を読んで「私には絶対無理……」、「向いてない、苦手!」だと思うことでも、新たな一歩を踏み出すことで、人生も恋も充実し始めるのだなあと改めて感じました。服に全く無関心だった腐女子の彼女たちが、オシャレ女子に変身するシーンも圧巻です。

鏡を見てニッコリ笑って、背筋を伸ばして、新たな一歩を踏み出せるお洋服。

そんなファッションの魅力を「尼~ず」の皆と共に、ぜひ味わってみてくださいね。

Photo by  Pinterest /amazon-『海月姫』

さゆ

さゆ

(フリーライター)

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