「髪は女性の命」という言葉があるように、髪は美容において重要な存在です。
そんな髪のケアで毎日欠かさず使うのはやっぱりシャンプー。
シャンプー選びは、髪のお手入れでももっとも力を入れたいところ。
今回はそんなシャンプーを、髪質やお悩みにあわせて選ぶ方法をバッチリ紹介しちゃいますよ!
シャンプー選びのポイント
シャンプーを選ぶ上でまず押さえておきたいのがシャンプーの種類。
市販で売られているシャンプーの多くが「高級アルコール系」に分類されます。
最近注目されているのが「アミノ酸系」のシャンプーで、低刺激で髪や頭皮の成分に近いので、敏感肌の人や頭皮のトラブルに悩む人から多く支持されています。
洗浄力 | 刺激 | メリット | デメリット | 成分 | |
---|---|---|---|---|---|
石鹸系 | 強 | 比較的弱い | 洗浄力が高い 環境に優しい |
ごわつき、きしみが出やすい ヘアカラーの退色が早い |
石けん用素地・石けん素地・純石けん・脂肪酸ナトリウム・脂肪酸カリウムなどがつくもの ステアリン酸Na・バルチミン酸K など |
高級アルコール系 | 中〜強 | 比較的弱い | 泡立ちが良い 洗浄力が高い |
脱脂力が強い 刺激を感じる可能性がある |
「〜硫酸」などがつくもの |
アミノ酸系 | 弱〜中 | 弱い | 低刺激 髪のタンパク質を守る |
泡立ちと洗浄力が弱い ぬるぬる感がある |
名前に「〜グルタミン酸・アラニン・グリシン」などがつくもの |
タンパク系 | 弱〜中 | 弱い | 低刺激 ヘアカラーの退色を防ぐ |
泡立ちと洗浄力が弱い | 名前に「〜加水分解ケラチン・加水分解コラーゲン・加水分解シルク」などがつくもの |
ベタイン系 | やや弱 | 弱い | 安全性が高い 低刺激 |
泡立ちと洗浄力が弱い | 名前の最後に「〜ベタイン」とつくもの |
悩みに合わせたシャンプー選びが重要
各シャンプーにはそれぞれ特徴があり、配合されている成分も様々です。
よって、自分の髪質や改善したい悩み、なりたい髪の状態にあった配合成分の含まれるシャンプーを選ぶと良いでしょう。
以下にお悩み別で選ぶべき配合成分をまとめてみました!
頭皮トラブル
フケ、かゆみ、臭い、かぶれなどの頭皮トラブルに悩む人は、頭皮の皮脂コントロールや自浄作用がうまく働いていない可能性があります。
洗浄力の強すぎるシャンプーだと皮脂を取りすぎて過剰分泌を起こしたり、泡切れの悪いものだと洗い残しによる頭皮トラブルが起きやすくなります。
アミノ酸系や天然成分で頭皮に優しく、洗浄作用や抗炎症作用のある成分の配合されたシャンプーを選びましょう。
おすすめ成分
クレイ系/グリチルリチン酸/カンゾウ/ヒノキチオール/アロエベラ/ホホバオイル など
くせ、うねり
うねりやくせ毛の原因は主に遺伝による毛穴の形ですが、後天的な原因の1つは髪に含まれる水分が偏ったり、過剰に吸収しやすいことにあります。
年齢を重ねた大人の髪は、皮脂分泌が低下、髪のバリア機能が落ちるため、より内部構成要素が偏り、水分バランスが乱れやすくなります。
さらに、髪表面の疎水性(水をはじく性質)の低下、内部の水分保持量低下によって、外環境の水分を過剰に吸収しやすく、うねり・くせ毛の悩みは加速するのです。
また、毛穴が汚れや皮脂で詰まっていたり、頭皮のトラブルで毛穴の形が歪んだりしても、そこから生えてくる髪に癖がついてしまいます。
普段髪を縛ったり、強く触るといったことなどもうねりやくせの原因になります。
髪の水分や油分を補ったり、毛穴を正常に保ったり、外的ストレスに負けない髪を作ったりすることが重要です。
おすすめ成分
ホホバオイル/アロエ/アロエベラ/ダイズ/アミノ酸/オレンジエキス など
エイジングケア
個人差がありますが、日本人女性は、30代ごろから、生えてくる髪の変化を感じるようになります。
エイジングによって引き起こされるあみの悩みは、白髪、髪の細り、抜け毛、うねり、痛みなどがあります。
これらは女性ホルモンのひとつである “エストロゲン” が低下することにより血流が低下して頭皮に栄養が行き渡らないことが原因です。
女性ホルモンの働きや血行促進を助ける成分を選ぶと良いでしょう。
おすすめ成分
ダイズエキス、ローヤルゼリー、ショウガ根茎エキス、シャクヤク根エキス、ザクロ種子エキス など
ごわつき、パサつき
原因の1つは皮脂の分泌が滞ることです。
皮脂には、髪の一本一本を自然に引き寄せてまとまりを作る作用があります。
ところが、皮脂分泌が低下すると髪のバリア機能が落ち、髪の表面の疎水性を失ってしまうのです。
それにより乾燥、ごわつきが生じてしまいます。
おすすめ成分
カキタンニン、ゴボウ根エキス、海洋系エキス など
猫っ毛、細い
髪の毛が細く、猫っ毛の人は、髪のキューティクルの中にあるコルテックスが少ない人です。
これは遺伝で髪質が決まることがほとんどなので、シャンプーやヘアケアで髪を剛毛に…というのはなかなか難しいところ。
しかし、猫っ毛だと髪が絡まりやすくなったり、湿気や乾燥に弱かったりします。
適度な保湿と栄養をしっかり与えることで、痛みにくい髪を作ることは大切です。
おすすめ成分
アロエ、アロエベラ、ダイズ、カキタンニン、ゴボウ根エキス、海洋系エキス など
剛毛、太い
髪の毛が太かったり、剛毛であるのも細い毛や猫っ毛と同じで、遺伝に寄るところがほとんどなので、人為的に髪質を変えるのは難しいでしょう。
しかし、ケアによって硬い毛がさらにゴワゴワになることを防いだり、保湿をすることである程度柔らかく見せることは可能です!
ハリコシ系のものより、アミノ酸などのタンパク質を保ってくれるものを選びましょう。
おすすめ成分
アロエ、アロエベラ、ダイズ、オレンジオイル、ラベンダーオイル、ホホバオイル、アミノ酸 など
髪質・お悩み別おすすめ女性用シャンプー
やはりお悩みに特化したシャンプーを選ぶ際には、ネットを利用してサロン専売品や専門家開発のものを吟味する人が多いようです。
そこで、ここでは通販で買えるシャンプーのお悩み別オススメ度を評価してみました!
マイナチュレ スカルプシャンプー
お悩み別オススメ度
頭皮トラブル | ★★★★★ |
---|---|
くせ・うねり | ★★★★☆ |
エイジングケア | ★★★★★ |
ごわつき・パサつき | ★★★★☆ |
猫っ毛・細い | ★★★★★ |
剛毛・太い | ★★★★☆ |
名前の通りのナチュラル志向で、頭皮トラブル改善に特化した成分配合です。
加齢で失われがちな成分も補ってくれるので、エイジングケアにも。
やはり、頭皮の環境改善は全般的な髪の悩みの根本解決になるため、どんなお悩みの方にも広くおすすめできると言えます。