美容

2016.04.07 UP

脱・厚化粧!すっぴんに自信を持つための心理学的コツって?


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またシミが増えた、シワが気になる……尽きない肌の悩みを覆い隠すように、年々、化粧が濃くなってはいませんか? 厚すぎる化粧は、周りにバリアを張っている印象を与え、気軽に話しかけにくい雰囲気を作ってしまうことも。

自然な美しさを引き出す“ナチュラルメイク回帰”のため、臨床心理士・山名裕子先生に、厚化粧とサヨナラして自分らしい姿であるための心の持ち方を教えてもらいました。

 

メイクに頼らないようにするには?「自分の長所を5つ書き出そう」

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化粧に強く執着し、小さなシミやシワ、肌荒れに過剰に反応する方は、完璧主義的な考え方のクセを持っている方が少なくないといいます。

 

「キレイになりたいという気持ちを越えた“厚化粧”は、一種の自己防衛です。悪いところばかり気になり『まぁいっか』と受け入れることができないため、『隠さなければ』と自分をどんどん追い詰めています。

自己防衛は、まわりに壁を作り、だんだんと本音で話すことも難しくしていくので、素直な自分を出せないストレスが気づかないうちに溜まっていきます。『こんな自分でもいいか!』とありのままを受け入れることが、脱・厚化粧の第一歩です」

 

山名先生がオススメするのは「自分の長所を5つ書き出す」こと。

「自己評価の低い方の中には、『長所なんて一つもありません』と即答する方もいらっしゃいます。でも、長い人生、誰かに一度も褒められたことがない人なんていないはず。

小さなことでも5つ書こうと考えてみると、自分は嫌いだったくせっ毛をかわいいと言われたり、小麦色の肌が好きだと言われたり、自己評価と周りの意見が異なる経験も一度や二度してきたはず。

自分が思っているほど、周りは気にしていないと気づくことも、完璧主義的な考え方を脱するひとつの方法です」

 

自分らしさを認めるために。「小さな成功体験を重ねよう」

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欠点だけに執着せず、自分らしさを認められるようになると、“厚化粧”という自己防衛行動から解放されます。そのためには、成功体験を積み、自己肯定感を高めるのも一つの方法です。

 

「できなかったことができるようになるというシンプルな成長実感を得ることが、自分を好きになる近道です。

手軽な方法は、料理やヨガ、ゴルフなど、成長が分かりやすい趣味を始めること。『ケーキを美味しく作れるようになった』『このポーズがとれるようになった』『スコアが上がった』などの小さな成功体験が、自信を与えてくれ、心もポジティブになっていきます」

 

偏った思考を防いで、視野を広げる「サード・プレイスをつくろう!」

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サード・プレイスとは、自宅(ファースト・プレイス)でも職場や学校(セカンド・プレイス)でもない、心を落ち着かせられる第三の居場所のこと。アメリカの社会学者レイ・オルデンバーグ氏が著書『ザ・グレート・グッド・プレイス』の中で提唱し、有名になった概念です。

たとえばスターバックス・コーヒーは、店内をサード・プレイスとして「お客様に自由な空間を提供する」ことをミッションとしています。自分の考えを広げて心を落ち着かせるという点で、サード・プレイスを持つことは大切なのだそうです。自分の考えを広げるという点で、山名先生もオススメされています。

 

「生活の大半を自宅や職場で過ごしていると、どうしても価値観が偏り、『こうあるべき』という考え方に縛られがちになります。

サード・プレイスは、社会的・経済的な優劣から独立したコミュニティなので、良し悪しの基準もさまざま。そこで時間を過ごすことで、凝り固まった思考がほぐされ『私は私でいい』と自由な考え方になっていきます。居心地のいいコミュニティ探しをはじめてみるのも、自分を好きになる第一歩ですよ」

 

化粧をばっちり完璧にしたい人も、簡単メイクで満足な人も、自分の心にウソがなければ問題ありません。ただ、「自分の嫌なところを隠したい!」という思いで厚化粧になっているのだとしたら、毎日気が張って心も体もガチガチになっているかも。

少しだけ心のバリアを緩めて、ありのままの自分を好きになってあげる時間を持ってはいかがでしょう。

田中 瑠子

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