恋愛

2014.07.23 UP

「エビングハウスの忘却曲線」と「女の失恋の時間」

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以前、twitterで「恋愛において失恋の傷にどっぷりハマる時間はつきあっていた期間のひとつ下の単位の期間。1年なら1か月。6年なら半年。1か月なら1週間泣き暮らす」というツイートをしました。

それがうまく本質を言い当てていたのか、恋愛系のbot(botとは、いろんな情報を自動的にツイートするロボットのことです)に拾われ、転載をされたことがあります。

 

twitter

よく言われるのが「つきあった期間と同じくらい忘れられない」。10年つきあったら10年忘れられないってこと? 5年なら5年?

それはちょっと長いんじゃないかな。そこまで暇でもないよなあ。悲しみの濃い時期はその直後~しばらくの間、ではないかしら。持続するのは疲れるし、やることもいっぱいあるし。立ち直るのに同じ時間を要するなんて効率の悪いこと、神様が設定するかな。

1か月交際なら1週間しないで立ち直るし、1週間交際なら1日というか、ひと晩でじゅうぶん。そう思います。

 

これは昔から言っていた言葉で「あーあれ、確かにそうだわ」とか「そう思えたら元気になってきたよ」と、周りのひとたちはみんな同意してくれていました。短い設定にすることで救われるんでしょう。校長先生の話だって、映画だって、長いものはウンザリ。

 

エビングハウスの忘却曲線」というものがあります。ひとは、覚えているものを20分後には42%を忘却し、1日後には74%を忘却し、1ヶ月後には79%を忘却する……というもの。

ほとんど忘れちゃうんです。そういう風にできている、とてもありがたいシステム。

 

たとふれば心は君に寄りながらわらはは西へでは左様なら  紀野恵 

※ 俵万智 『あなたと読む恋の歌百首』 (文藝春秋)2005

 

では、さようなら。けれどあなたにはずっと寄り添っていますよ。そのつもりですよ。いつまで寄り添うかはわかりませんけれど。

それでは、さようなら。

 

Photo by David Photo Studio

たえなかすず

たえなか すず

(歌人/ライター/コラムニスト)

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