恋愛

2014.04.29 UP

趣味が合わない相手を好きになってしまった場合どうするの!?

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突然ほんのちょっと誰かに会いたくなるのさ (小沢健二『愛し愛されて生きるのさ』)

 

『気が合う』って何なんすかね!?

人生迷っていた僕は、一時期、女性からお金をもらってコミュニケーションをするお仕事を体験したことがあるんですけど(まわりくどい言い方でごめんなさい)そのときのお客さんに、よく「楽しいねー! 気が合うー!」みたいなことを言われたんですよね。

 

その度に「いやいや、こっちは楽しませるのが仕事で、あなたは楽しいかもしれないが、イコール僕が楽しいとは限らないし、ましてや『気が合う』は、また別の次元じゃ!」って思ってたんですよ。

 

そして、いま改めて『気が合う』って何なのか考えたときに、それは『受け取ってきたものが似ている』もしくは『受け取ってきたものに対する解釈が似ている』ってことなんじゃないかと感じたので、今回はそんな話です。

 

さて、冒頭にあげた歌詞は、2014年4月現在の、誰かにじっくり会う時間は割きづらい忙しさの中で、でも孤独には耐えられない僕のメンタリティを表すのにピッタリでして。

この話を、先日一緒に飲んでいた女のコに「小沢健二の『愛し愛されて生きるのさ』って曲でさ……」と言おうとしたら「オザ」くらいで「オザケン聞いてそうー!」という反応がきて、10秒くらい話したところで「もうね、そのフレーズだけでめっちゃわかる!」ってなって盛り上がったんですよね。

 

ここまで読まれて「このサブカル恋愛クソ野郎め!そっち系の話はいらんわ!」って思われたかもしれませんが、これは、ただ同じものを知っていたっていうだけの話じゃないんですよね。

 

3月に公開され話題の映画『LIFE!』の中で、ヒロインが、上司の歌詞の解釈が違うという話をして、主人公と一気に心が近づくシーンがあります。

自分の好きな曲を、軽く歌われたり、絶対間違ってそうな軽い解釈で語られたりするとイラッときたりすることはよくありますよね。

 

それこそオザケンでもなんでも、ある程度認知のされているメジャーなものであれば『同じものを知っている人』はたくさんいます。

でも、それに対して、『同じ解釈をしている人』というのは、一気に少なくなってきます。そんな、少ないかもしれないけど“同じものを同じ視点から見ている人”を『気の合う人』というのではないでしょうか。

 

じゃあ、受け取ってきたものがマイナーな人、はどうすればいいのでしょうか。

自分がそのタイプ、もしくは、自分が好きになってしまった人がマイナーな趣味を持っている場合。つまり、解釈どころか、受け取ってきたもの自体が被らないケースです。

 

そんなときにヒントになるのが昨年放映されていた日本テレビ系のドラマ『泣くな、はらちゃん』の第四話。忽那汐里演じる清美が、片想いをしている、関ジャニ∞の丸山隆平演じる田中くんにバレンタインのチョコを渡すシーンがあります。

田中くんが箱を空けると、そこには田中くんが好きな『荒田ヒトシ』の漫画が描かれたチョコが。それを見た田中くんがテンションを上げ、こう聞きます。

 

「いやあ、驚きました。荒田ヒトシ好きなんですね。僕もです。ははははは。これどこに売ってました?」

 

このチョコはホントは清美が、手作りでつくったもの。しかも、音楽に没頭する清美が、全く興味のないマンガを買って、それを見ながら丁寧に作り上げたものだったのです。

実は同じプロデュ―サーによるドラマ『Q10』にも似たシーンがあるのですが、ここには、人を好きなることの本質があらわれている気がします。

 

好きな人の好きなものを好きになろうとする

 

これが、恋に落ちてしまった相手が、自分と違う趣味の世界の人だった場合の唯一の解決方法であり、本当に相手を好きなときにできる、手間はかかるけど、愛に近い行為なのではなないでしょうか。

 

何かの影響を受けてない人なんていなくて、今の自分は、受け取ってきたものの集合体です。

例えるなら、生まれた時は、空っぽだった箱の中に、日々、色々な石やダイヤやらが降り注いでくるイメージです。最初は、降ってくるものをそのまま受け入れていた箱も、年齢とともに徐々に、場所をずらしたりして、入ってくるものや積み上げ方を選べるようになっていきます。

そして、その自分の箱の中に積み重なっていくものの質や、積み重なり方で、その人の感性は形成されていきます。箱のなかで、オブジェのようなものができあがってくイメージです。

 

たまたまそれが似ている人が、気の合う人。そんな人と出会えたら、それはきっと楽しい時間が待っているはず。

 

一方、好きになった人が、自分とは違う積み重なり方をしていた場合もあります。もう、似ても似つかないようなオブジェが完成されてしまっているパターン

でも、そんなとき、ラクではありませんが、その人の好きなものまで含めて好きになれたら、それはもっともっと幸せなことかもしれません。

 

『痛快ウキウキ通り』でオザケンもこう歌ってますしね。

 

喜びを他の誰かと分かり合う!

それだけがこの世の中を熱くする!

(『痛快ウキウキ通り』小沢健二)

 

Photo by Pinterest

霜田明寛
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