恋愛

2014.03.30 UP

3月・4月は恋の展開スピードが上がるから要注意!?

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sakura

春が二階から落ちてきた(伊坂幸太郎『重力ピエロ』より)

春が突然やってくるように、恋も意外にも突然、早いスピードでやってきます。
伊坂幸太郎風に言うと、

ある日、セックスが2階から落ちてきた。

みたいなことがあるわけです。

(ないか。いけそうなときに1階のエントランスで止められたことはあります)。

 

これ、自分の場合はいいんですけど、逆に言うと、自分の好きな人にも同じようなことが起こりうるわけです。すなわち、ちょっとの間に、相手が別の誰かと一瞬で恋に落ちているパターン。

 

今日はそんな実話です。

3月、僕は、初めて会った人を、その場で好きになってしまいました。夏目三久風の落ち着いた美人で、初回から2人で会ったので、会話は親密に。

どうやら、そのコは彼氏とうまくいってないことがわかり、別れるのも時間の問題、という感じがしました。

 

そして会話をしていると、あっという間に時間が過ぎていきます。乗り越えてきたものや、受け取ってきたもの。そこから感じたことの一致。

このコは稀に見る、感性から一緒になれる人かもしれない……そう思ったときは、24時をまわっていました。で、この時間で、女のコが終電の話をしてこないというのは、「今夜はOKよサイン」と、巷の恋愛マニュアルに書いてありました。

 

ですが、そこで、天使の姿をした“リトル・ピュア・シモダ”が顔を出します。

(今日は会って初日でしょ!? いきなりそんな展開に持ち込んだら、チャラい男だと思われるよ!? 本当の愛を育みたいなら、今日はちゃんと帰して、次回ちゃんと想いを伝えなよ!

 

霜田は“リトル・ピュア・シモダ”とひたすら対話。悩んだ末、出たコトバは……

と、東横線!?

でした。

(相手の使う経路を確認し、終電の時間を気遣う。すなわち、『今日は帰る?』の意)。

 

このコトバが分かれ道だったのです。

その日は帰宅し、LINEでやりとりをし、すぐに6日後に会うことが決まりました。

 

ただ、次回会う日が決まったことで安心してしまい、忙しさにかまけて、僕は連絡を取らなかったのです。いろいろしたい話はあるけれど、また今度会ったら色々話そう、と。ここも大きな間違いでした。

 

6日後、待ち合わせ場所にいた彼女は、なんだか、ちょっと雰囲気が変わっていました。僕を見る目も心なしか、あの日の潤いが消え、ちょっと乾いて、冷めたような感じに。

中学生の頃に流行っていたブラックビスケッツの曲がBGMとしてかかり始めます。冒頭はこんな歌詞でした。

♪急に冷たくなってソッポ向かれたり なんでなんでなんで? ♪

少し落ち着いたところで「彼氏とはどんな感じなの?」と聞くと、驚きの答えが。彼女はこう答えました。

 

彼氏、かわりました

僕は、崩れ落ちそうになるのを必死で抑えながら、1998年のビビアン・スーばりの無邪気さをもって聞きます。

なんでなんでなんで? ♪

なんと、僕と会った次の日に、彼氏とは別れることに。ですが、次の日に元カレから連絡があり、よりを戻すことになったというのです。

誰かと別れて、他のまた誰かとつきあう。そんな素早い展開が6日間のうちに起きてしまうのが、恋なのです。ケータイやらなんやらですぐ連絡がとれてしまう、現代の、恋なのです。

 

そんな元カレとの話を聴きながら、BGM曲はサビにさしかかります。

大事なんだね、“タイミング”!

 

なぜ、僕は、この6日間の間に、その変化を察せず、初日以来、「次に伝えればいいや」と思っていたのだろう……。もし、ちゃんと気持ちを伝えていれば、“かわりの彼氏”は僕だったかもしれないのに……。

あの日の夜の質問は「と、東横線!?」ではなく「ま、円山町!?」が正解だったわけです。

 

そして、7年前に見たドラマのセリフが頭をよぎります。全編を通じて、好きだった長澤まさみが他の男と結婚してしまった事実を悔やみ続ける山下智久は、祖父に言われたこんな言葉を思い出します。

 

言わないでも伝わるなどと思ったら大間違いだぞ。明日やろうはバカ野郎だ」(『プロポーズ大作戦』第5話)

 

今日ヤろう」は、クソ野郎にも思えますし、僕も他人だったらそういう男はすきじゃないのですが、やっぱり、自分の恋をちゃんと成就させるためには、そういう変化も必要なんじゃないか、と今回深く感じました。

そして、やっぱり大事なのは、明日やろう、と思わずに、“今日のその人”をじっと見つめること

 

特に3月・4月は出逢いと別れが多い時期。

環境が変化する前に”恋を実らせようとする人と、“環境が新しくなったから”恋をしようとする人たちが入り混じり、より恋の展開のスピードが上がっていきます。

 

咲いた桜はちょうど6日間ほどで散っていきます。

桜を吹き飛ばしそうな春の恋のスピード風の中で、自分がつかみたい花びらだけは、どこに飛んでいってもつかまえられるように、ずっと、じっと見ていないといけないのです。

 

Photo by Pinterest

霜田明寛
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