恋愛

2013.09.21 UP

人魚姫という物語【後編】~彼女が恋愛勝者になれなかった理由~

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童話『人魚姫』は、一途な女性が必ずしも幸せになれるわけではないということを教えてくれているものの、それ以上に人魚姫は私たちにもっと深い恋愛の極意を教えてくれているような気がするということを前編ではお話しました。

今回の後編では「では、人魚姫はなぜ、王子様と結ばれなかったのでしょうか」というところからお話したいと思います。

 

人魚姫はなぜ、王子様と結ばれなかったのか

この問いに対する答えはただひとつ。「人魚姫には、自分をアピールする手段がなかったから」

これです。

最近は、必ずどんなアニメにも、顔は可愛いのに無口な女の子が出てきて、そんな女の子は必ず一定の人気が出て、ファンがつきます。

 

「守ってあげたい」

「従順そうだから」

 

無口な女の子に男性たちは、ほどよく自分の理想を押し付けることができるから、自由に妄想を膨らませられやすいというわけですね。

なんなら、自分色に染めたいという、男の支配欲というものが、よく出ている傾向だなと思います。

でも、あくまでそれは二次元の話なのです。まあ人魚姫も二次元の話ではありますがそれはともかく。

 

人魚姫の「失敗」の要因

興味をもった異性には、色々なことを聞いてみたくなる。

だから付き合った当初はお互い探り探りで、でも知っていくうちにもっと好きになっていくものなのですよね。

なのに、人魚姫は王子様に会った瞬間、声を失っていた。

「あなたを助けたのは、私なんだよ」それすら言えなかった。

王子様とて、いくら彼女がいるといえど、急に現われた美女に、興味が無いわけはないでしょう。人魚姫は、それはそれはとてもキレイな女性だったといいますし。

でも、王子様がそんな彼女を知りたいと思っても、彼女は何も話さない。

暖簾に腕押し。糠に釘。

王子様の興味は湧くどころか、どんどん薄れていきます。

そう、皆さん。大事なのは、やはり魅力。そしてそれを伝える手段。

 

自分の魅力を伝える方法

でも特別なことを意識して、相手の気を引こうとしなくてもいいんです。

ただ、「今日は空が青いね」と言われたら、「本当だ綺麗だね」と答えるだけでいいのです。

相手の気を引くのは、その次のステップ。

人魚姫はその基本ができず、王子様は離れていってしまった。

 

「声を失う」……つまり自分という女を表現できなければ、相手の興味を引くことができないのです。

いくら顔が可愛くても、たぶん、意味はないのです。

人魚姫は、おそらく、海の世界では蝶よ花よと育てられた箱入り娘だったから、そのことを分かっていなかったのでしょう。

確かにおとぎ話の中には、眠っているだけで王子様の心を奪ってしまったお姫様もいるぐらいですから、ひょっとして人魚姫もそれを夢みていたのかも……。

さて皆さんは、自分の魅力、しっかり伝えられているでしょうか?

面白いときは笑い、楽しいときはしゃべる、意地をはらず、素直な女性になりましょうね。

それがあなたの魅力を伝える手段なのですから。

 

Photo By Lauren Treece

メルヘン 可憐子

メルヘン可憐子

(コラムニスト/エッセイスト)

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