ハピネス

2015.05.25 UP

たとえ困難な恋でも、なぜ女性はその恋を諦めないのか?

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映画「旅情」をご存じでしょうか。

キャサリン・ヘップバーン演じる、アメリカ人のオールドミスがベニスに一人旅をして、現地のイタリア人男性と恋に落ちるお話です。

二人は激しく愛し合いますが、彼女はアメリカでの生活に戻らなければなりません

彼女を乗せた汽車が走り出したとき、二人の思い出のくちなしの花を手に、プラットフォームに駆けつける男。汽車から身を乗り出して、いつまでも彼に手を降り続ける彼女の姿は、あまりにも有名です。

 

そんなことは映画の中だけのお話? ベタすぎる?

いいえ、現代の一人旅をする女性は一人旅中に高確率で恋に落ちているのですよ!

 

私たちが恋をする理由

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じつは私も一人旅で恋愛をし、結婚まで至りました。

旅をしていた20代の当時はいわゆる婚活中だったので、結婚相手の条件は頭に叩き込んでいたはずなのですが、恋した相手は全く条件に当てはまりそうにない人でした。

海外で日本人女性がモテる理由のひとつは、お金を持っているからだと聞いていたので、騙されてなるものかと、ものすごく警戒していましたが……恋に落ちてしまいました。

 

なぜでしょう。友人にも「どうして?」とよく聞かれます。

長い間、ハッキリした理由を答えられずにいたのですが、この度ルミネの広告コピーを見て、ようやくあの時の恋のことが腑に落ちました。

「恋は奇跡、愛は意思」

そう、恋は奇跡です。

 

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だから、なぜあのとき恋に落ちたのかを考えることにきっと意味はないのでしょう。

もし考えたりしたら、あの恋はもう人生の彩りではなくて、現実になってしまいそうな気がします。

 

過ぎた恋は、ただ思い出して陶酔するためのものになります。それでいいのです。

 

恋するおかげで、平凡な人生に向き合える

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旅先の恋が真剣な交際に発展しなくても、あのとき、あの場所で、あの彼に恋をした記憶は、きっとかけがえのない心の財産になるはずです。

激しい恋の思い出がひとつあるだけで、平凡な人生でも前を向いて生きていけるということが、女性にはあるのではないでしょうか。

 

守りたい生活があっても、私たちはどこかで冒険を望んでいるもの。

そして旅先での大恋愛以上の冒険なんて、そうそうないと思いませんか?

 

結婚や子育てを経て、自分より大切な存在ができることを幸せに感じる一方で、一女性であることを忘れがちな今を、ちょっと寂しく思うこともあります。

 

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そんなとき、かつての情熱的な恋の記憶を反芻することができたら、きっと自分の人生を特別だったと感じることができるでしょう。

実際、熱く生きた瞬間があるだけで、女の人生は特別になるものです。

その記憶はロマンチックであればあるほど効くと思います。

 

自分を不幸にする恋だとしても・・・

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私が一人旅で経験した恋のこと。

旅先での恋なんて一過性のものですから、ロマンチックな冒険のために日本の生活を捨てることなどできません。

ほどなくして、私も日本の生活に戻りました。

 

まるで何事もなかったかのように生活は流れましたが、それでも平凡な人生が少し変わったような気がしました。

日本でこのまま人生を送る以外の選択もあるのではないか、という気持ちにも……。

一人の男と熱い視線を交わしたという事実が、私に勇気と自信をくれました。

 

そんな根拠も何もない勇気と自信に背中を押されるように、私は会社を辞めて、日本を飛び出しました

ものすごく単純で無鉄砲ですよね。でも、そんな力をくれるのが恋なんでしょう。

数年後、私はその彼と結婚しました。

たった一度の一人旅が人生を変えることもあります。これは事実です。

 

恋愛を心の糧にする人生

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個人的には、恋愛は一人旅の醍醐味のひとつだと思っています。

誰だって多かれ少なかれ、海外旅行には現実逃避を求めるものではありませんか?

旅先の恋以上に、現実の生活を忘れさせてくれるものは、なかなかありません。

 

社会の観念にしばられて、こういう恋愛しなくちゃ、と自分を型にはめる必要はありません。

旅先でも、どこでも、自由に恋していいんです。 あなたの人生は、あなたの自由にできるのですから。

 

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日本の女性が20〜30代で悩む人生観・恋愛観を平理以子(たいら・りいこ)さんが連載します。次回の記事もお楽しみに。

第一話⇒普通のサラリーマンと結婚することが、いつからあなたの夢になりましたか?

第二話⇒【会社辞めたい】どうして「逃げること」は悪いことだと思われているのか?

第三話⇒「リア充は心が満たされない?」遊んだり買い物したり旅行したくなる理由とは

第四話⇒たとえ困難な恋でも、どうして女性は諦めないのか?【恋をする意味】

第五話⇒【忘れられない後悔】人の気持ちを踏みにじったことはありますか?

 

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平 理以子

平 理以子

バリ島在住フリーライター/コラムニスト

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