ハピネス

2013.12.28 UP

「アラサー女性35歳。謙虚に生きる女性は美しい」【第4回】無名の35歳

LINEで送る
Share on Facebook

T04004

今回は、「有名であること」について考えてみたいと思います。

 

そもそも、有名になると仕事が増えてお金が増えるという発想は、おそらく80年代には確立していたセルフ・プロモーション(セルフ・「ブランディング」ではなくてね)の手法であると記憶しています。

 

80年代にヒットを飛ばした音楽プロデューサーさんたちは、ワイドショーのコメンテーターの席を争っていました(名前は書けないけど酒●さんとか)。当然のように先輩が優先されるので、その席に座ることなく消えていった(であろう)人もいますが、SNSを駆使してでもなんでもいいから、とにかく有名になってお金と仕事をゲットしたいという発想の原点は、このへんだろうと思います。

 

まあ、有名タレントを見ていると、「とにかく有名になりたい」という女性の声もわからなくはないですよね。有名なタレントさんで、お洋服に関して素人さんであっても、ブランドを立ち上げて何億円という商売をしているわけですから、有名になりさえすればOK! 成功! こういう思想が世間に蔓延してもちっともおかしくはない。

 

また、バブル景気の頃までは、小さい時からサラブレッドでなければテレビに出られないような風潮もあったものの、最近では、先週まで派遣社員だった人が、いきなりテレビでブレイクしていることもあるわけで、ますます「SNSを駆使したセルフ・プロモーション」に拍車がかかるのでしょう。

 

苦痛ですか?

35歳。有名であることを狙っている無名の35歳は、もしかしたら欲しいものが手に入っていないがゆえに、(極端に言えば)生きていることが苦痛なのかもしれない。

 

でも、なんでもそうですが、無名のギラギラした才能が生み出すものこそが、一番美しい

有名人がつくるものより、明日どうなるかわからない不安定さを抱えつつ、まだ手垢にまみれていない才能がつくる「未知数のもの」こそが、世の中を変えてきた

 

アンジー(アンジェリーナ・ジョリー)だって、無名時代に出演した映画を、今でも高く評価している人もいる。

 

無名であることは苦痛かもしれない。でも目先のことではなく、もっと先の目標を持ったときに、その人の立ち居振る舞いには余裕が生まれる。

すると35歳らしい謙虚さに包まれた自己アピールができるのはないかと思います。ギラギラした無二の「無名の才能」に、屋上屋を重ねることはなにもないのではないかと思うのです。

 

……というようなことを書いてみたところで、有名になることにこれっぽっちも興味がない人には、まったく意味のない話でしたね……また次回……。

 

photo by Hsuhanyin

ひとみ しょう

ひとみしょう

(小説家/作詞家/ANGIEシニアライター)

≫このライターの記事を読む

LINEで送る
Share on Facebook

アプリで、ANGIEがもっと快適に。

  • お気に入り機能で便利に読める
  • プロライターによる最新情報が充実!
ページの先頭へ