ハピネス

2013.12.26 UP

【特集・第3回】「35歳。謙虚に生きる女性は美しい」は、死語なの? ~Be~

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 T04003

英語でBeと言えば、日本語でなんと訳すのか? 高校の英語の授業でこういうことを教わった気がしますが、すでに記憶の彼方です。

一般的には 「存在するもの」みたいな訳でしょうか。Be here now.を直訳すれば「今、ここに、あるもの」という感じで……。

 

この原稿を書いているのは5月の終わりですが(すごく掲載が遅くなってしまいました……)、最近(5月の終わりに)、維新の会の誰かが「大阪には韓国人の売春婦がいっぱいいる」と発言し、除名処分になったというニュースがありました。

 

いわゆる慰安婦問題に絡むことに関して、公の人(国会議員)は、タイミングと国内外の世論と歴史観をじゅうぶんに考慮して発言をしないといけない。一般的にはこういう言われ方を世間ではされます。それはそのとおりでしょう。「公」人だから。個人から肩書きを外すのは無理だから、発言は常に慎重にしないといけない。

 

ただし、除名処分になった人の発言の前後が報道されないので、わからないものの、韓国人売春婦が「いる」のか「いない」のかについては、これは「Be」の問題だろうと思う。

 

いるのかいないのか(目に見えているのか、見えていないのか)のいずれかであり、そこに政治的視点を持ち込むことはないのではないか? いるか、いないかと言われたら「明らかにいる」であろう。いないとするなら、なぜテレビ番組『警視庁24時』に、韓国人の売春宿を摘発するシーンが何回も出てくるのか? あれはヤラセか?

 

マスコミの報道は、いつも肝心なことを言わない。

 

35歳のBeとあしたのこと

35歳。Be(存在するもの)を大きく見せることもできますよね。じぶんを大きく見せること。SNSには、おしゃれな自室にかわいいワンちゃんがいる写真を掲載する。でも写真は「切り取るもの」だから、どんなボロ家屋に住んでいても、それがバレルことはない。

 

あるいは、存在していないものを、あたかも存在しているかのように見せることもできますよね。資格の必要ない仕事であれば、「うまいこと」肩書きを考えればいい。

 

逆に、存在しているものを、あたかも「ないもののように」見せることも可能でしょう。

海外留学の経験があり、3ヶ国語を話せるけれど「いえ、私なんて、そんな英語など得意ではないですから」と、謙虚な発言をすることで、今のような自己アピールに熱心な人が多い時代にあっては、それは「本当になかったこと」にされてしまうかもしれない。不利な立場になるかもしれない。

 

でも、プリンセス・雅子さまは、その昔「謙虚さがない賢さは、真の賢さではない」というようなニュアンスのことをおっしゃった。

 

精神科に「バブル時代のような贅沢をしなくとも、ふつうの幸せが欲しい。でもふつうの幸せがわからないのです」と言ってやってくるアラサー、アラフォー女性が多いそうです。

 

要するに、ないものが欲しいわけではなく「欲しいものが欲しいわ」という、昔のデパートのキャッチコピーのようなことを考えている(そして悩んでいる)女性が多いとのこと。

 

「Be」を知るしか解決の道はないような……。等身大のじぶんを知ること。背伸びをしないこと。卑屈にならないこと。かけがえのない、ほかにかえのない「じぶん」を愛すること。

 

これが「Be」の35歳女性版の日本語訳なのかもしれません。長い訳だから、もしかしたらペケかもしれないけど

 

photo by TORII[photography]

ひとみ しょう

ひとみしょう

(小説家/作詞家/ANGIEシニアライター)

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