ハピネス

2013.07.31 UP

素敵な女性になるために ―大人になるとはどういうことか?【3/3】―

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素敵な女性は強い、はウソ?

 

強く生きる、という言葉があります。

独身女性などはとくに「強く生きなさい」などといわれることもあるかと思いますが、世の中の素敵な大人世代の女性を見ていると、総じて、この「強い」というイメージが共通してあるように思います。

 

そして今までの私は、そんな彼女たちは、本当に強いのだと思っていました。

 

私が読んでいたマンガに出てくるキャリアウーマンは、失恋した日も、涙を拭きながら栄養ドリンクを片手に、「明日もプレゼンだ! がんばろう!」なんていいながらせっせとプレゼン資料をつくっていました。

 

なんて強いのだろう、なんて素敵なんだろう、私もそうなりたいと思っていました。

でも今回自分が、そのあこがれていた女性の世界に、片足の先をほんの少しだけ突っ込んでみた結果、気づいてしまったのです。

 

彼女たちは、決して強いのではない。

 

本当は、弱くて弱くてたまらないから、だからこそ、そんな弱い自分を守りながら、なんとか生きていくための手段をよく知っているのです。

 

だから、自分にふりかかるトラブルを最小限のダメージにおさえることができているような気がするのです。

 

「あきらめる」というのも、そのひとつの手段です。

いつまでもあきらめきれないと、そのぶん傷つくことを彼女たちはよく知っているのでしょう。

 

ですから、何かが音を立てて消えた日には、そのかわりに別のものをつくりあげていこうと思うのです。そうやって自分を傷つけるものから目を背けながら、なんとか、自分が生きていく意味を見つけていくのです。

 

ちょっとズルいかもしれないけれど、だから強く見えてしまう。

そんな大人こそが、私たちがめざす、強くて素敵な女性なのかもしれません。

 

【画像】

Michael Benatar

メルヘン 可憐子

メルヘン可憐子

(コラムニスト/エッセイスト)

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