ハピネス

2014.07.06 UP

30代の女に訪れた遅い反抗期~その中で得た「財産」とは?

LINEで送る
Share on Facebook

『過去があるから今がある。私の人生を変えたヒトコト』とは?

人には誰しも過去があり、過去を経たから現在があります。良いこともあれば、忘れてしまいたいようなこともあるでしょう。けれど全て、現在につながっていることだけは事実です。

新企画「過去があるから今がある。私の人生を変えたヒトコト」は、自分らしい生き方を手に入れた女性に、転機になった「人」や「事」、また「ひと言」をご紹介いただくインタビューです。これまでの人生を振り返っていただき、そこから ANGIE女史が人生を楽しく、たくましく生き抜くためのヒントを探って行きます。

 

記念すべき第1回目は、スマイルコンシェルジュのたきれいこさんの「人生を変えたヒトコト」をご紹介します。

大学在学中に結婚、出産。その後離婚を経て、初めて社会に出たのは 34 歳の時でした。現在は、小さい頃からの夢だった MC 業や、「スマイルコンシェルジュ」として企業への笑顔指導を行い、日本全国を忙しく飛び回っています。思い出の地銀座を舞台に、過去、現在、未来についてお話いただきました。

 

「マイクを持つ事の楽しさ」に目覚めた幼少期。初舞台は3歳の時に

DSC_7394

少しずつ春の訪れが感じられるようになってきた 2 月下旬。待ち合わせの銀座駅に颯爽と現れたのは、スマイルコンシェルジュのたきれいこさんです。45 歳という年齢、社会人、高校生のお子さんがいらっしゃるとは思えないほど若々しく、数々の女性誌で活躍されるのもうなずけます。

まず、お話を聞く場所としてご案内いただいたのは、長年通っているという洋菓子の名店「アンリ・シャルパンティエ銀座店」。

光りに満ちた美しい店内に入るとすぐ飛び込んでくるのは、ショーケースの中でひと際輝きを放つスイーツの数々。店内中央の螺旋階段から、本日最初の舞台、地下の喫茶サロンへと移動します。照明は落とされ、まさに大人の隠れ家といった空間。

ここは、たきさんの憩いの場所なのだとか。

「仕事場に近かったことが訪れるきっかけとなり、以来足しげく通っています。ここは遊び心を教えてくれた場所」。たきさんが嬉しそうに微笑みます。

 

DSC_7571

スマイルコンシェルジュ  たきれいこ

神奈川県鎌倉市生まれ。慶應義塾大学文学部英米文学科卒。日本顔学会員。メンタル心理カウンセラー。

MC 業に加え、スマイルコンシェルジュとして、笑顔を軸にした企業研修や、話し方、美容関連のセミナー・講演活動を行う。『クロワッサン』、『美 STORY』などの女性誌や CM、テレビ、ラジオにも出演。プライベートでは双子を含めた 3 女の母。

 

ここでは、素晴らしい出会いに恵まれました。

ある時いつものようにケーキを買いにきたら、突然とても素敵な女性に声をかけられたんです。お店のスタッフ教育に携わっていたその方は、黒いパンツスーツがよくお似合いで、凛とした立ち姿が印象的でした。私、ひと目で、「なんて素敵な方……」って惚れてしまって。

その方に、ここのサロン面白いんですよってご案内いただいたことがきっかけで、家族ぐるみでお付き合いする仲になり、今でも連絡を取り合っています。

 

たきさんは、縁をとても大切にしていると言います。

特に「女性との縁」は、人生のキーワードになっているくらい重要なものなんだとか。その辺りのお話はまた後でするとして……。

まずはたきさんが、どんな子ども時代を歩んできたのか教えていただきましょう。出身は神奈川県。今でも実家は神奈川県にあります。結婚を機に家を出ました。結婚は早く19 歳。お相手は、14 歳離れた高校時代の先生でした。

 

特に授業を習っていたというわけではないんですが、音楽という共通の趣味がきっかけで恋愛関係に発展しました。

私は小さい頃から歌うことが大好きで、今でも機会があれば歌っています。初舞台は 3 歳の時。場所は、老人ホームでした。

祖父の知り合いに老人ホームの代表をしている方がいて、その方に頼まれて歌うことになったのです。曲は、日頃から口ずさんでいた森昌子さんの「先生」。アグネス・チャンさんも好きでよく歌っていましたね。

小学校に入ると、当時キャンディーズやピンク・レディーが流行っていた時期ということもあり、女の子 3 人でトリオを結成。

私が歌作りと振り付けを担当し、休み時間になると、階段上の踊り場をステージにして、ライブを披露していました。

他の友達には階段に座ってもらって、歌の途中で鉢巻きを紙テープみたいに投げて盛り上げて!  というところまで指導して(笑)。

 

楽しそうに当時を振り返るたきさんですが、明治文学を扱う編集者の父親、英語の教師をしていた母親はともにしつけに厳しく、「夜遊びなんてもってのほか。34 歳で初めて社会に出るまで、夜に世の中が賑わうことも知らなかった」というくらい、厳格な家庭で育ってきました。

当時は、自身の家庭環境がいかに厳しいか周囲と比べることもなかったので、反抗期はありませんでしたが、社会に出ると一変。

離婚を機に、突然母親に対する否定の気持ちが生まれ、「戸惑った」と言います。

「大人になって、社会を知るとともに遅い反抗期が訪れたのだと思います」。自身も母親になり、子どもが大きくなると同時に、そうした気持ちは和らいでいったそうです。

 

うちのしつけは本当に厳しかったので、家庭に閉じ込めるのではなくもっと世の中を見せてほしかった!  と大人になってから、一度強烈に母を否定してしまったことがありました。

でも今振り返ると、母の厳しいしつけのおかげで、丁寧に言葉を話すこと・書くことの大切さや、人への気遣いなど、他では身につけることのできない「財産」を得ることができたのだろうと感謝しています。

 

両親の厳しいしつけにより学生時代になかった反抗期は、30代になり突如現れ、戸惑ったと言いますが、状況が落ち着いた今は、「厳しいしつけのおかげで、かけがえのない財産を手にした」と、次第に感謝の気持ちへと進んでいったようです。

次回は、19歳という若さで結婚に踏み切ったたきさんが、どんな風にして自身のライフステージを設計していったのかを聞いていきます。

(取材協力)

DSC_7650

アンリ・シャルパンティエ銀座店

1969年の創業以来、独自の製法で数々の洋菓子を世に送り出す。銀座店には喫茶ルームを併設。

住所:104-0061  東京都中央区銀座2-8-20ヨネイビル1階・B1階

Tel : 03-3562-2721

営業時間:ブティック 10:00-21:00 サロン・ド・テ 11:00-21:00(L.O 20:30)

 

Photo by GOTA

kumon

kumon

(プロフェッショナルライター)

≫このライターの記事を読む

LINEで送る
Share on Facebook

アプリで、ANGIEがもっと快適に。

  • お気に入り機能で便利に読める
  • プロライターによる最新情報が充実!
ページの先頭へ