ハピネス

2014.05.07 UP

【元Apple製作者に聞く13】毎日クリエイティブでいる為のコツ

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若くして起業したビアンカさんに、はたらくことについてお話をお聞きするシリーズも今回が最終回です。

今回は「起業しても食べていかなくちゃいけない」という現実と、「仕事とはクリエイティブにやっていかないと、それは単なる労働に終わり、仕事と呼ぶにふさわしくないのではないか」という、ある種の理想論とを、どうやって折り合いをつけているのか? についてお聞きします。

 

雇われないはたらきかたを目指している方は、理想と現実の折り合いをうまくつけていく必要があると思います。

ゼロから資金集めをしつつ、独創的なアイデアで仕事をしているビアンカさんの場合はどうなのか? さっそく見ていきましょう。

 

毎日クリエイティブでいるためのテクニック

ビアンカさん(以下B): とても難しいことですね。私のストラテジー(戦略)は、いまちょうどここバルセロナで、ひとりで働いてみて学んだことですが、トピックを変えるということです。自分ひとりで何かをすることはとても大変で、そこで見つけたテクニックです。

 

聞き手Takako (以下T):トピックを変える?

 

B: 以前は、大学でもApple社でもクリエイティビティを維持できない日は、最小限の仕事にとどめて、家に帰ってテレビを見たり、本を読んだり、「考える」という作業に関わる事をやめていたのです。

でも、今はたくさん時間がありますから。わたしはトピックを変えるようにしています。

 

例えば、今日折り紙でうまくいかないとなると、パソコンでコードを書いてみたり。それで私は、私自身に興味が湧くかどうか見るのです。

 

もしかしたら、それで私自身の機嫌が良くなるかもしれませんし、それでもダメならバンドの練習をすべきかもしれない。

 

ある日はバンドで練習していてクリエイティブさを発揮できるかもしれません。またある日は、バンドではダメでも、折り紙ならいけるかもしれない。実は何でもいいですが。

それ以外で好きなことは、料理をすることです。料理の面でもクリエイティブでいたいと思っています。

 

アクティビティの種類を切り替えるということですね。今日これがダメならあれをやろうって感じで。

ちなみに料理の良いところは、私たちはみんな食べなきゃいけない、というところに尽きます。折り紙や音楽は、やってもやらなくても生きていけるので。

 

T: 食べないと、生き延びられないですよね。

 

B: そう。毎日、私たちは食事をとります。私は食べることについて考えないではいられない。

だから少なくとも料理している間はクリエイティブでいようと

 

T: そうですね、とても良いアイデアだと思います。「仕事」と「私」の小さなスペースだけでクリエイティブさを探求していくと、とても辛くなります。

 

B: 本当にこれが良いかどうかはわかりませんが、いま、私の仕事は私の生活と切っても切れないくらいくっついているので、その時ベストなことを最大限に活かすようにしています。

ところで、ひとりで働くことはよくないと言われます。

 

T: ひとりで働くことが良くない?

 

B: はい、説明しますね。ひとりで働くときに、いろいろ混ぜることが良くないという意味です。

 

T: なるほど。

 

B: わたしの場合、たとえば15時にピアノが弾きたくなることがあります。それで、21時にKickstarter関係のことに取り組みたくなる

夜9時は、Kickstarter関係の作業をすべきではない時間だと思います。「労働時間」外ですからね。

 

でも私は自分の「労働時間」内でピアノを弾いたので、その後にやらなければいけません。もしかするとその方が良いかもしれませんし。

確信はありませんが、これが今やっていることです。私は全くフリー・フォームで(型をつくらないで)働いています。

 

T: そうですね、9時18時の間に働くというような型を作らないということですね。

 

B: みんなこのやり方は良くないと言うんですけどね。

 

今回のインタビュー、いかがでしたか?

私も今、ひとりで働きはじめて、試行錯誤をくりかえしているので、彼女の「トッピックを変える」という技はぜひ真似したいなと思いました。

まだまだ仕事の中でクリエイティブな作業の割合は少ないですが、確かに「料理」だったらわたしでも取り入れることができると思いました。

 

ビアンカさんは「仕事と私生活を混ぜない方がいい」とアドバイスされたと言っていますが、 わたしはそうやって生活している人たちを他にも知っているので、一概に悪いかどうかはまだ判断できません。

結局のところ、自分で自己管理できるかどうかなのかなと。それが難しいのですが。

 

また、毎日クリエイティブであり続けるための方程式を見つけたという方がいらしたら、ぜひシェアしていただけると嬉しいです。

さて、ビアンカさんへのインタビューは今回が最終回です。

今後もさまざまな起業家の女性へのインタビューを続けていきますので、ぜひ楽しみにしていてください!

 

(写真:Biancaさん提供、バンドでの演奏)

【取材協力】

Bianca Cheng Costanzo(ビアンカ・チェン・コスタンゾ)

ブラジル生まれのデザイナー、テクノロジスト。ブラジル、イタリア、米国の間を旅しながら幼少期を過ごす。最近、サンフランシスコからバルセロナに移住し、個人プロジェクトの企画・開発に取り組んでいる。以前はApple社でインタラクションデザイナーおよびソフトウエアのプロトタイパー(試作品の製作者)として、また MITメディアラボのタンジブル・メディア・グループで学部研究生として勤務していた。

Webページはこちら(英語)

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※この「ビアンカ・チェン・コスタンゾさんへのインタビュー」の過去記事はこちらの一覧からお読みいただけます。

Takako
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