ハピネス

2014.05.01 UP

【 元Apple製作者に聞く 1】夜明け前の夢と次々に降りかかる雑事

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インタビューを始める前に、今回はビアンカさんが作ったブランケットの紹介を兼ねて、彼女が米国のクラウドファンディング、Kickstarter(キックスターター)用に作成したビデオを日本語でご紹介します。

以下のBの部分はビアンカさんご自身の言葉です。

 

米国クラウドファンディング、Kickstarter(キックスターター)のビデオ

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B: わたしはビアンカです。

 

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B: そして、こちらはBloom(ブルーム)です。

 

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B: Bloomは幼少期に慣れ親しんだ折り紙にインスピレーションを得てデザインしたウールのブランケットです。

 

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B: Bloomのアイデアはテセレーション(タイリング)から始まりました。

これは1960年代にRon Reschによってデザインされた型でわたしのお気に入りのひとつです。

 

この紙が曲がる感じを、より柔らかい素材で再現できないだろうかと思ったのです。

 

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再現1:まずビアンカさんは半透明で堅い生地を縫い合わせてみました。

 

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再現2:次に中に詰め物の入った生地をクリップでとめてつないでみました。そして、ウールなら詰め物をしなくても形をキープできると気づいたのです。

 

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再現3:コストを抑えるため、カンバス地を使ってアイデアがきちんと機能するかどうか再現してみました。

 

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B: Bloomを製作中に「数学とアートをどのように融合するか」という私のお気に入りのトピックのひとつについて考えました。

 

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B: Bloomブランケットをまもなくバルセロナ郊外の工場で生産することを計画しています。

 

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B: 工場の最低要件を満たすには、少なくとも40枚のブランケットを発注しなければなりません。

全てがローカルに行われるため、販売する全てのブランケットが細部にわたって高品質であるために、わたし自身が製造過程を監督します。

 

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B: Bloomウールブランケットはとても柔らかく温かく、かつこの幾何学模様の形を保つことができるイタリア産のカシミアでできています。

 

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B: リーズナブルな値段で販売するためには素材を値引き価格で購入する必要があります。そして、そのためには最低15メートルの生地を購入しなければなりません。

 

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B: Bloomブランケットの試作品が家にあることはとても素敵です。あなたの家にもBloomが欲しいと思っていただけるとよいです。

Thank you! Bye!

 

いかがでしたか? 非常にシンプルなビアンカさんの言葉の背景には、熱い想いと、それを実現するためのさまざまなテクニカルなことがあるということがおわかりいただけたかと思います。

 

「雇われない」はたらきかたをしようと思えば、「最低なんメートルの生地を購入しないと、リーズナブルな価格で販売することができない」など、非常に現実的な視点と、それを克服する知識と、情熱が必要であり、読者のなかには「私には無理かな」と感じるひともいらっしゃるかと思います。

 

しかし、だれの人生にも幸運は舞い込んでくるものです。次回は、ビアンカさんに舞い込んできた幸運についてご紹介したいと思います。

ご期待ください。

 

(写真: Biancaさん提供)

 

【取材協力】

Bianca Cheng Costanzo(ビアンカ・チェン・コスタンゾ)

ブラジル生まれのデザイナー、テクノロジスト。ブラジル、イタリア、米国の間を旅しながら幼少期を過ごす。最近、サンフランシスコからバルセロナに移住し、個人プロジェクトの企画・開発に取り組んでいる。以前はApple社でインタラクションデザイナーおよびソフトウエアのプロトタイパー(試作品の製作者)として、また MITメディアラボのタンジブル・メディア・グループで学部研究生として勤務していた。

Webページはこちら(英語)

Bloomブランケットの購入はこちら(英語)

※この「ビアンカ・チェン・コスタンゾさんへのインタビュー」の過去記事はこちらの一覧からお読みいただけます。

Takako
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